南仏に行くと決めたとき…
ニースだけじゃなく、ニースから日帰りで行けるような小さな村に行きたいね^^そう話していた。
そして調べて調べて、「鷹の巣村のエズが相当綺麗」とどこをみても書いてある。
そしてニースから1時間とかからない。
これは…行かなくては!!!
そして私たちはのんびりとエズ行きのバスに乗り込もうとしたのだけれど…バス停に行ってみるとそこには想像を絶する数の人が… エズは大観光スポットなのだ。バカンスシーズンだったから、余計にすごい人だった。
ここはインドかというくらいの鮨詰め状態のバスに揺られ…なんとかエズに着いた。
到着してすぐ…なんて綺麗な村なんだろうと思ったのだけれど…同時に立ったまま鮨詰め状態でバスに揺られていたからか…疲労が尋常じゃなかった。(今思えば、この時すでにコロナに罹っていたのだろう)
パートナーの悪い癖?なのだけれど、ざっくりとしたことしか教えてくれないので、ここから断崖絶壁の急坂を歩くなんて正直仰け反った。
「嫌だ、そんな元気あるわけない!私はこの入り口で十分満足した!1人で行ってください!」
とゴネた。拗ねまくった。←よくあること。
すると…この私の性格をよくわかっているパートナーは私を快適な場所に座らせ、
最高に美味しいアイスクリームとコカコーラを買ってきた。
もう…この茫然とした顔(笑)
そして…しばらく休んでから…「じゃあみんなのブレスレットを持って教会に行こう!」と言う。
そう、私はこの使命があると割とどこでも行けてしまうのだ。
思いがけず美しい教会。
柔らかな光が差し…
大量のブレスレットを光に充てた。
すると少し元気が出て「歩けそう!」と言う気になった。
そして…歩いて頂上まで行ったのだ…途中で後悔していたけれど…(笑)
よし!歩くぞ!
そしてやっと頂上まで登ったら…「ん?なぜにサボテンだらけ?」と言う庭があったのだけど、なぜか絵になっている。
地中海を一望できるその場所は、
素直に美しかった…
そしてゆっくりと下山をして帰ったけれど…ニースに着いた時私はなぜか心底ホッとした。
たった数日なのに、私にとっては本当にニースは居心地がいいのだ。
恐らく私は色々なリゾートに行ったと思う。アジアも行ったし、遠い昔はモルディブにも行っている。
どのリゾートも本当に美しく大好きなのだけれど…
ニースに関しては
「私、ここに住みたいんだけど」と思うレベルで好きだった。実際に不動産屋さんのウィンドーの物件を眺めていたほど(笑)
ずっと私の中では、漠然とだけど「物価も安いし、落ち着くしポルトガルに住むんだろうな」と思っていたけれど…
今回は思いがけず長期間フランスにいて、心は完全に決まっている。もうそれを前提に生きていると言っても過言ではない。
私はフランスで生き、フランスで死にたい。
だから今パートナーと一生懸命話し合いを進めている^^
あの人でよかったと思う。パートナーの感性が私を救う。
「ねぇ、久しぶりにパリに行ってどう思ったの?」と聞いた時
「やっぱりパリはパリだった」と。
この言葉が深くて、唸ってしまった。
エズ、体力とスニーカーは絶対に必要です!
続く
セレナ
IDserenasmile22