私の学生時代の親友のお母さんは、数えきれないほどの難病を抱えていたんですね。
でも、そのお母さんを中心に家族がとても仲が良かったので、私は彼女の苦労などは全然わかっていませんでした。
ある日…私の母が(多分更年期だったのかな?)すごく具合が悪い時があって、親友に
「今日、ママすごく具合が悪いのよ。なんか心配なんだ。」と言ったんです。
その時、彼女がすごく驚いた顔をして…そして私にこう言ったんです。
「そっか…普通の家は、お母さんって元気なんだ!私は気がついた時は、いつもお母さんは具合が悪いものだったから…」そう言ってにっこりしたんです。いつも明るく元気な彼女は、そのお母さんのことを恥ずかしいとか、みんなと違って嫌だとか、そんな事少しも思っていなくて、ただあるがままの「私のお母さんはこんな人」という感じが、私にはすごく衝撃でした。感動すらしました。
そして「心がめちゃくちゃ健康なんだなぁ」と思ったのです。
その後、何度も何度も、そのお母さんは命の危険に遭いながら…なぜか復活するんです。
「うちのお母さんは、目の前の人参のために生きるから!」って笑ってました。数年先のことではなくて「明日の喜び」のために生きる、そんな感じなのです。
彼女も「生きていればいい」という考え方で、家族全員が同じ考えでした。
もちろん健康にでいるに越したことはありません。
でも、私は持病があるから3ヶ月に一度大きな病院に行くけれど、この世の中に病気を抱えて生きている人がどれだけ多いかといつも驚きます。
私の外来は消化器系なのですが、ストマー(人工肛門)科もあるんですね。もう、普通にたくさんのそんな方がいらっしゃいます。
みんな普通の顔をして生きているけれど、本当に元気な人は案外多くはないのかもしれません。
だからね、安心してほしい。
あなたが生きているだけで、それだけで嬉しい人がたくさんいるんだよって。
さっきね、実はすごく嬉しいことがあったんです。メンタルクリニックに通っているお客様が待合室に座って順番を待っているときに、ふと連絡をくださいました。
「こんなに自分のこと話せるの、セレナさんしかいないんです。」と。
占い師として…いや、占い師を超えた部分で嬉しかったのです。
「そう言っていただけることこそ、私の存在の価値のような気がします。幸せな言葉をありがとう!」と言いました。
こうやって、一人一人と信頼関係を結ぶことができたのだなぁと思っています。
信頼関係を一度しっかり結ぶことができると、時に「叱る」こともあったり「一緒に泣いたり」することもあったりします。
それでも…お客様の素直な言葉の威力で私は、19年間もこの仕事を続けられたのだと思います。お金だけで割り切れる仕事ではないんです。
世の中には、占いを忌み嫌う人もとても多いです。でも占いも様々で、私の場合は
「大笑い共感系カウンセラー」みたいな感じです。年齢的に「オカン系」にもなりつつあります(笑)
肩書きなんてどうでもよくて(好きに呼んでください)、結局、目の前の人、電話越しの人が
「今日は笑って生きられそう!」って思ってくれたらいいのだと思っています。
春は自律神経が乱れます。どうぞ自分をいたわって甘やかしてくださいね^^そんな私も、横浜に住んでいる友人と「春はなんか調子悪いねー!更年期かなぁ」と、実に90分に渡りお喋り。彼女とももう18年以上のお付き合い。ほんと有難いな^^
セレナ
Instagramやってます
ID serenasmile22(お気軽に)
ID serenayoko8(承認制です)