「心が広くて、よく人の言動を受け入れること。他の罪や欠点などをきびしく責めないこと。また、そのさま。」
これが寛容の意味です。
若い頃の私は…^^;
本当に不寛容で、いつも何かに怒っていたように思います。
私だけが正しいと思い、そして自分と違う意見を認めようとはしなかった…なんて傲慢でそして心が狭かったのだろうと思うのです。
今の私も大きな声で「寛容です!」とはとてもとても言えませんが…それでも過去の私には胸を張れるのではないでしょうか?
随分と怒らない人になったなぁと。
恋愛をしていても「喧嘩上等」くらいに思っていた私ですが(笑)
今のパートナーと出会ってから、4年間で5本の指に数えるくらいしか喧嘩をしていないのです。
そもそも頭にくることすらないのです。
ふと…なんでだろう?と考えてみました。
私たちはお互いバツ1同士です。もう十分に結婚の苦労も知っているし年齢的に「人間は自分の思い通りにならない」とわかっている分過度な期待もないのかもしれません。
過度な期待もないことと、互いが自立した二人であることから…
「自分のことは自分でする」というスタンスがあるのだと…
寛容とはもしかしたら「人生経験」の多さなのかもしれません。
たまに寛容な小学生もいるかもしれませんが…子供は大抵わがままで自分の思い通りにしたいものですよね。
そして大人になる過程で様々な経験をし、
「寛容になったほうが生きることがとても楽だ」と知るのです。
例えば…レストランで注文したものがなかなかこなかったとしても…
そこで怒るよりも混み具合や忙しそうに動き回る店員さんを冷静に見つめられる自分がいたり…そして逆にねぎらいの言葉をかける自分に出会ったりすると自分自身が気持ちがいいのです。
「寛容」とは他者に対して行うことだけれど…自分自身も心穏やかになる行動なのだと感じます。
ふと…寛容さは「生き方」に出るのではないかと感じることもあります。
お年寄りでも短気で怒っている人もいれば、全てを達観したような神様のような方もいますよね…
人間は「気をつける」ことができる生き物です。私もおばあさんになった時今よりもっともっと「寛容」で視野の広い生き様でありたいと思うのです。
旅人占い師(カウンセラー)セレナ