バラナシの簡素な空港に着いた。
あの喧騒はどこへやら…本当に静かである。
少し時間があったので、トイレに行った。
「#@¥%?X&!!!!!」心の中は「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」だった。
水洗トイレの水が…流れないようになっている。
当たり前のように…いや、ここでは非常にいいにくい。はい。
ど、どうしよう…過去、さまざまな海外のトイレを経験した。便座がないなんてものも慣れたし、トイレットペーパーを流さないなんてお手のものだ。
でも、汚物を流さないのは初めてだった。
「やるしかない」
トイレから出てくるや否や、涙目で外に出た。パートナーに説明ができるまで、しばし時間がかかったのは言うまでもない。
そして、バラナシから1時間くらいだっただろうか?アーグラーに到着した。謎のバスに乗せられて(なぜかお金を取られた)そして到着したら、またしても謎のタクシードライバーが交渉にしに来た。
もちろんタクシーで行くつもりだったから、渡りに船ではあるがなんだかインチキくさい。悪い人ではないのはわかる。自分がどれだけ誠実なタクシー運転手か日本人を乗せた時のノートに書いてあった。特に褒められてもいないけれど、確実に色々なところを連れ回して何か買わせるタイプだと言うことはわかった(笑)
まぁいい。
そしてタージマハールまで行った。その間も色々な場所に連れて行かされそうになったけれど、パートナーの「NO!」に彼は負けていた。自慢じゃないがパートナーはめちゃくちゃ強い。
到着した。ドライバーは待っていてくれるらしい。
それにしても、恐ろしいほどの灼熱地獄。バラナシを超える暑さに私たちは息絶え絶えになった。
この時、完全にパートナーが脱水を起こした感じがした。水を飲んでいても全然効果がない。日本のポカリスエットのもっと強いものが売っているけれど、たまたま切らしてしまって水しかなかった。
美しいタージマハール。この美を説明する言葉があるのだろうか?
絢爛豪華だけではなく、品がある。オーラがある。そこにいると言うだけで涙が出そうになる。
本当の美しさは心を打つ。
白という色は本当にたくさんの種類の白がある。
このタージマハールの大理石の白は、今まで見たどの白よりも品が良かった。
パートナーは、自分の限界を超えながら写真を撮ってくれた。(女は強い。暑いけれどなぜか元気)
この世のものとは思えない美しさに圧倒されながら、でも途中でとんでもない事件があったのだ。
まず一つに…盗撮(笑)もう、写真撮られるのは慣れたんで、隠れて撮らなくてもいいですから!
そしてもう一つ、私の愛してやまないビルケンストックのサンダルが死んだ。暑さで底が剥がれてしまった。終わった!!!暑さと歩きにくさで、酷いことになっていた。
ついに日傘も登場。
私のサンダル死亡、パートナー瀕死…
とにかくもう十分見たし、ドライバーさんの所に行った。私は幸いにも、いつも飛行機やちょっとしたレストランでも履けるように折り畳みのできるバレエシューズを持ってきているからそれに履き替えた。NICE!私!
そして、もうギトギトベトベトのパンジャビドレスだけはどうにかしたくて、ドライバーさんに「アイスクリームを食べたい。その後にパンジャビドレスの安いお店に連れて行って」と言った。
アイスクリームで復活し、そしてパンジャビドレスを買いに行って唖然。
「このインチキドライバー、少しも安くないじゃないかーーーーー」踵を返して帰ろうとしたら、どんどん安くなった(笑)どこまでも安くなるが、私は全然納得していない。
インド人も呆れるほど値切って交渉成立。最後にもう一件見せたいお店があると言ったけれど、思い切り断った。どうせキックバック欲しいだけでしょう(笑)
そして…ノートに感想を書けと言ったから、ものすごく正直に書いた。(笑)「色々なお店に連れて行こうとしますがぼったくられないように気を付けて!」と。
なんて書いたんだ?と聞くから「正直で誠実で…」と嘘をついた(笑)日本人の皆様を守れますように…
そして…インドの高級列車に乗った。
なぜにこんなにお菓子ばかり???
インドの高級列車でニューデリーに行くのだ。そしてその高級列車は…冷凍庫のように寒く…ここで完全にパートナーがダウンした。
私がバラナシで購入したストールを身体中に巻いてニューデリーまで凍えていた。
続く
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