エルニド3日目、ただただのんびりする事を自分達に与えてあげたかった。
だから、Vanilla Beachという美しい場所へオートリクシャに乗って向かった。
ただ前情報として、美しい海はアイランドホッピングが一番と聞いていたからそれほど期待はせずに行ったのだ。
ところがである…到着してまず驚いたのが、私たちが宿泊しているところとはまるで違う…「洗練」されたカフェがあり、そしてそこで旅慣れた欧米の方達が思い思いに過ごしているのだ。
泳いでいる人、お酒を飲んで語っている人、読書をしている人…そう、本来のリゾートってこういう感じだ。
私はいつもハッとする。
日本人はなんでこんなに急いでいるのだろうと…
まずはおしゃれなカフェに入り…大好きなサンドイッチとパスタを頼んだけれど…これが思いのほか多くて(笑)食べるのに必死になった。
そして海がとにかく…美しい…
昨日は昨日で、色々な場所に行って楽しかったけれど…こののんびりと美味しいものを食べながら海を眺める時間。ただそれだけの時間。
「幸せだぁ」と思った。
何か特別なことをしているわけではないのだけど。でも自分の内側から湧き出る「多幸感」はすごいものがあった。
何時間そこで遊んでいただろう…
良太は海に入りに行ったけれど、私はただそこでその場所全てを感じていたかった。
過去にあった色々な事だって、全部が昇華されていく…
「神様、ここに繋がっていたんですね」
アインシュタインの言葉で
「弱い人は復讐する。強い人は許す。賢い人は無視する。」という言葉がある。
私も全ての経験がある(笑)
弱かった私が、強くなり、そして少しは賢くなったのかもしれない。
そんな事を考えたりもして、過去の自分の失態に苦笑いしたりしている時に、良太が海から戻ってきて…
「そろそろ帰ろうか!華菜ちゃん、一度海に入ろう!」というので、またしても浮き輪をしてダンキンドーナツのようになって海に入った。
どこまでも透明な海。
全ての忙しさから解放された良太の顔、ただただ笑顔が止まらない私たち。海の中で大爆笑をしていた。楽しいのだ…。
ひとしきり泳いで、宿に帰った。
明日の早朝はもうマニラに戻るのだ…
とても短い滞在だったけれど、私たちは「この一歩を踏み出さなければ、何も始まらない」と思った。
どんなことも最初の一歩がある。
一歩を踏み出すと次からが楽なのだから…
そう…
そしてその日の夜…私たちはなぜか「大阪城」という名の日本料理店で、日本人シェフと出会った!
こうやって旅は…思いもよらない出会いがあったりする^^
10代の終わりからバリの兄貴のところに通い詰め、
大阪難波のアメ村でバーを経営し、ここエルニドにやってきた彼なのだが、
私たちのフィリピン料理や、イタリアンでもなぜか甘めで多めのフィリピンスタイルにちょっぴり疲れた胃を彼に伝えると…驚くほど優しいラーメンを作ってくれた。
そのラーメンは…日本で出店しても売れるだろうと思うほど美味しく…それだけではなく、私たちを安心させてくれたのだ。
もしエルニドに行った時は、ぜひ訪ねてほしい…
最終日の夜…
「帰りたくないなぁ」と思いながら…パッキングをした。
続く
セレナ
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