若い頃の私は物欲がなかったわけではありませんでした。
人並みにブランド物で身を固めた時代もあり(笑)
大変お恥ずかしながら鞄はLV、時計はCartierなんて…日々もあったのです。
初めてブランド物を手にした時…胸が高まりました。
ですが段々とその購買意欲と反比例するかのように、感動はどんどん薄れていくのです。
そして私は関東から関西に引っ越しをする時、全てを手放し身軽になりました。
初めて関西に引っ越してきたのが今から7年以上前。
物がなさすぎてリビングにエコーが響きました(笑)
物が無いことがこんなにも自分の心を軽くするのかと驚きました。
ですが極端に走りすぎて(笑)私のクローゼットの中は
タンスをクローゼットの中に入れてしまうという荒技でした(笑)
春夏秋冬がこれ全部でした。←7年前。
笑えるのは今もまだこのタンスの上の鞄たちが私のお気に入りです。
私はどんどん物を持たない人になり…
そしてこの生活をして3年後、今のパートナーと出会いました。
彼もまた、物少ない族…^^
似た人と出会うものだなぁと思います。
ですが私の人生に色がついたのはこの頃からです。
そう、私の人生に「旅」というものが本格的に入ったのです。
私は物持たない族でしたが「なんとなくお金を使ってしまう」人でもありました^^;
ですが彼と出会ってから、目を見張るほどお金に明確な彼から多くを学び、お金は「経験」に使おう!と決めたのです。
旅という経験は弱かった私を逞しくし、持病を寛解にし、
そして感動をくれ、パートナーをより尊敬できることでもありました。
私の過去の旅は「美しい」旅だったと思います。
美しい名所だけを見て、美しい場所でご飯を食べる。
ただそれだけ…
ですがパートナーとの旅は「綺麗」も「汚い」も「臭い」も全部経験します。
頭に来る事や臭くて息を止めて歩いた事、
暑すぎて歩けなくて泣いた事、現地の人の優しさや狡さまで見るのです。
コロナ禍の中
私たちはいつも「今日は上海にする?」「いや、インドにしよう」
などと言いながら思い出の写真をスクリーンショットで流しながら旅に思いを馳せています。
私たちがもし、お金を物に使う人だったならば今の2人の関係は少し違っていたように思います。
同じ場所で見た朝焼けや夕焼け、食べたもの…
感動という経験の共有は生涯色褪せることがないのです。
お金の使い方は人それぞれです。
私は、大好きなホロスコープの先生や肯認学の先生のセッションにお金を惜しみません。
それも私の中では「経験」そして「知識」です。
一目惚れしてついつい購入してしまうお洋服も年に数回あります(笑)女ですから^^
完璧は目指す必要などありません。
そんな人生はつまらないです。
ですが基本的な生き方を身に付けると「なぜかお金がない」ということがありませんよ^^←昔はそんなことがよくあったなぁ(笑)
旅人占い師(カウンセラー)セレナ