確かに私は1人で子供を2人育て、更には自分にも十分お金を使えるくらい稼いでいたし…
羽振りもよく(笑)、そして…心は欲で支配されていたような気がする。(遠い昔すぎて…)
そんな私を平手打ちするかのように、襲ってきた病、続けて息子の大病、そして息子の長い闘病が終わって程なくして、私がまた再発…
病院の天井を見つめて過ごしながら、栄養点滴や…ステロイド点滴や…そして私の病は一生付き合っていかなければならないという事を知り…自分の人生を嫌というほど考えさせらることになった。
もちろん金運も大事、でもそれは決して私に幸せはもたらしてはくれなかっただけでなく、手にしたものは「持病」って…
私は何をしていたんだろう…
それからの私は、心地よく働き、心地よくお金を使い、決めた金額をちゃんと貯蓄し…息子ともパートナーとも楽しく過ごしている。
今の私をすごく羨ましがる人がいるけれど…私から言わせると「私の苦労の時間を知ってる?」「私だって幸せになりたい」とも思う。あんなに痛い思いもした。不安にもなった。息子も大病をした。それだけじゃない、ここに書けないこともたくさん経験した。どん底のどん底を見た。そんな時間を過ごした私…
そうすると…また厄介な人も出てくる…
「セレナさんに比べたら、私なんて全然幸せで!」と言う。うーーーん???なんだろう、その言葉に釈然としないのは私の心が狭いのか???
いや、もうね幸せや不幸の競い合いじゃないから!
フランスでコロナになった時、症状が軽かった事も幸いして気持ちを切り替えたことで楽しめた。
今振り返ると、私の人生は全て「気持ちを切り替えること」で楽しめている。
起こってしまった事実が変わらないなら、気持ちを切り替えるしか方法はないのだ。
白血病で抗がん剤を打っていた息子が今、就職活動で頭を悩ませていることが私には幸せ。
人はどん底を見ると、自分の生き方に潔さができる。
「人はいつ死ぬかわからない」だからこそ、悔いなく生きたい。
そしてその結果幸せな時間を掴み取ろうとするのだ。
間違いなく、人は死ぬのだからね…
セレナ
ID serenasmile22