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楽園に到着…報われた日 レダン島 2017・5

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クアラトレンガヌからレダン島に行くときの船の中は南極なみ?に寒い…という情報は知っていた。

だって、旅に行く前に何の前情報もなく行くはずももなく、色々な人のブログを読んだりしているのだから。

とにかくクアラトレンガヌは暑かった。パートナーが「いやもう、これはもうインドレベルだよ」というぼやきを聞き逃さなかった!(その頃、私はまだインドは行ったことがないから想像はつかなかったけれど)

だからこそ、船に乗るとき何となく「涼しいー」と思った気がする^^

そして出航して10分も経たない頃…「寒っ!!!」となった。パートナーも同じだったようだ(笑)私はおもむろにストールを身体中に巻きつけた…パートナーも長袖のシャツを出して着ていた。

あまりの寒さに…私は眠りに落ち(凍死寸前??)

途中でデッキに出たりして^^

やはり…前情報というものは本当に大事だし、だからこそこの私の回想旅日記が誰かの目に留まり

私たちが助けられたように

「レダン島に行くまでの船は、冷蔵庫のように寒い!」

という情報が届くといいな!と思う。

船は、島のいくつかの場所に停泊するけれど確か私たち下船場所は一番最後だったような気がする。

そして…到着すると、

「The Taaras Beach Spa & Resort(ザ ターラス ビーチ & リゾート)」というホテルの名前が書いた古めの車が待っていた。

「あれ?高級リゾートのはずでは?」と心の中で思いながら乗り込んだ。(昨夜のトラウマが・・・(汗))

しかし到着したそこは…

涙が溢れるような…本当の楽園だった。

私が思い描いていた…いや、思い描いていた以上のリゾート、そして吹く風の気持ち良さ…そこにいる人がみんなリラックスした雰囲気で笑顔でいるし…むしろここでイライラすることなどできないだろう…

そんな気持ち良さだった。

咲き乱れる花々、椰子の木、透明な海…

誰かと何かを競って生きているわけではない。

自分が一番幸せだと思って生きてきたわけでもないし、逆に私だけが苦労人だと思ったこともない。

でも…なぜだろう…今でもはっきり覚えている。

この時私が思ったことは

「報われた」

という一言なのだ。

私の人生、報われたじゃないか!これで、よかったじゃないか…そう思った。

ここに連れてきてくれたパートナーにただただ感謝した。

「お腹空いたね」

そう言いながらホテル内のレストランに行った。

私は世界中どこにでもある某有名ハンバーガーはあまり好きではないけれど…ホテルで昼食に行くと必ずハンバーガーを食べる癖がある(笑)

そして、ここTaarasのハンバーガーは完璧だった!美味しすぎた。

もちろん窓のない半屋外のレストラン。

海風に吹かれながら、椰子の木を眺めながら…のんびりしていた。

私は数年ぶりに「のんびりするってこういうことだ」って思った。

日本は忙しい国だし、私もついつい忙しくしてしまう。

でもこういう場所に来ると心の緊張感がほぐれてくるのがわかるし、そしてその場所の時間を過ごしていく中で自分の健康すら回復させるのだと感じる。

私は…報われたのだ…

変な言い方かもしれないけれど、心の中で自分に「良かったね^^」と思った。

夢のレダン島はまだまだ続く…

セレナ

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