旅をすると、いろいろな困難やアクシデントに出会う。
どうしようと途方に暮れたり…英語圏じゃない場所は言葉すら通じないこともある。
あー、もう万事休す…と思うことだってあった。
と…なんでこんな事を書いているかというと、今日アップしたYouTubeはまさに
「コロナ陽性の私たちに宿泊させてくれるところってあるかしら???」と頭を抱えていた時に、突然閃いた「そうだ!息子たちと暮らすように旅した時にお世話になった会社に連絡してみよう!」と思い出したのです。もう10年以上前のこと。
もちろん、5つ星ホテルなどは宿泊できたのかもしれない。でも、隔離中は食べるものを買いに行くことのみ許されているわけで…いつまで延泊するかわからない状態でずっとTAKE OUTの食事を食べるなんて、「食」を何より大切にしている私たちは気持ちが下がる。
さらに、もう仕事も再開しないといけない!と言う時期だったので、部屋数も必要。部屋数のあるホテルなんて「スイートルーム…><」無理だ…
そして、その会社に連絡を入れたのだ。
驚くことに「快く」受け入れてくれた。人間って優しい。「With Covidですから、大丈夫ですよ^^」と。
私たちの条件である「部屋数がある」「キッチンがある」「パリの物価の範囲内の価格(本当に高いんです)」「近所にスーパーがある」
この条件を全てクリアされた上に「快適」だった。
私たちの症状はそのアパルトマンに移動するときは「ほぼ無症状」と言う状態で…ただひたすらにパリでの生活を(本当にスーパーとアパルトマンの往復)楽しんだ。
何度も書いているが、私たちは移住を視野に入れて生活しているけれど、思いがけず移住体験をほんの少しだけできた気がする。
あの隔離生活1週間は、2人で本当に沢山のおしゃべりをした。未来の自分達が明確になった。
お互いが、お互いの思いに寄り添っていた気がする。
旅にはほぼほぼ「楽々パッケージツアー」ではない限り、何かしらアクシデントがある。その時にこそ、人に優しくして、優しくされて…そして「人は助け合って生きているんだ」と実感する。
だから、優しくなれる。
旅をする前の私は、なんだかもっと欲深くてギラギラしていた気がする。みんなに良く思われたいという承認欲求も強かった気がする。でも、そう思って行動して良かったことなんて全然なかった。誤解されたり、要らない嫉妬を買ったり、変なプライドまで高かったから「ごめんなさい」が言えなかったり…
今考えても、「私、何していたんだろう」って思う。
今の私は、本当に気楽で心に余裕がある。(ある意味、YouTube制作にパートナーと必死だけれど)
お金に追われることもなく、無理のない仕事をしている。
大事なのは私の心と私の体。
余裕を持とう、そして旅をしよう。
優しい心で…そんな人生の折り返しを感じる。
セレナ
YouTubeアップしました。
パリで思いがけず隔離生活になり、暮らすように旅をしたのですが、そのリアルを動画にしました。なんだかホロリときてしまったことや、ルームツアーや…見ていただけたら嬉しいです。
ID serenasmile22