仕事をしていて時々思うことがあります。
この仕事を始めた頃…ガチガチに力を入れ「この人を良くしたい!」と気合を入れて、なんとかその人を占いに頼らずに済む人にしようとする、今思うとなんとも「何様」な私がいました^^;
そうじゃないんだ…と気がついたのは割と早かったです。
「卒業させてあげよう」と思っている新米占い師さんがいたとしたら…それは時に悲しい結果を生むかもしれません。(もちろん、その心意気は本当に素晴らしいし、結果的にそうなればベストではあるのですが)

私の経験談ですが…大昔の話ですよ^^
無理に卒業させたことがあるんです。あなたはもう大丈夫って!でもね…その結果その人は心の行き場を無くしてしまって、他の占い師さんを探して…しかも悪質な占い師さんで多額のお金を搾取されてしまいました…
だから意気込まなくてもいいんです。占い師の使い方もそれぞれあっていいんだと思うんです。私のお客様で多いのは社会的地位の高い方や、またその奥様で「誰かに言うことができない、たとえ世間話であっても」という方々。
そういう方だって、どうでもいい話もしたいし、馬鹿な話で笑いたいし、時には子供のことで悩んだり、旦那様の悪口を言いたいこともあるんですよ^^

占いの全てが「恋愛や仕事の悩み」というわけではないのです!
心のエステとして使っている人もいます。
誰にも言えない、言いたくないことってありますよね。
だとしたら、その人が唯一話せる場として占いが必要な時もあるのです。
ただ「占いの沼」にハマってしまっている人は(いわゆる占いジプシー)誰も信用できないからジプシーをするわけで…厳しい言い方をすると「自分を信用していない」人に多い傾向があります。

だからそういう人はまず「自分を信じてみる」ことが大事^^
自分を信じてみて…そして身近な人を信じてみて…それでもわからないことを聞く。客観的な意見を聞いてみる。そうやって上手に利用するのがいいと思います。
最終的に自分を信頼できれば…占いを上手に利用する!という立場になるんです。
例えば「いちばん私の髪質をわかってくれるのはこの美容師さん」と決まると嬉しいように…私も「私の心のことはこの占い師さん」と言ってもらえることが理想です。
私が完璧な占い師では決してなくて、その方との相性なのだと思っています^^
占いをやめさせるとか、そんなふうに思っている志の高い占い師ではないけれど…いつでもそばにいて、その方の現在の環境やバックグラウンドを俯瞰しつつ、相手の立場に立ってお話のできる、そんな敷居の低い占い師でありたいと思います!
GWも何かと忙しいことに驚きつつ、ありがたいなぁと思う今日この頃です。
旅人占い師(肯認学セラピスト)セレナ