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私小説 自分を裏切らないために フィリピン・マニラ・エルニド⑥

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早朝、マニラから飛行機に乗り約1時間半…パラワン諸島のプエルトプリンセサに到着した。本当は最短で行く行き方もある。

エルニドにも空港はあるのだ。

でも…高い!!!(プエルトプリンセサ行きの4倍以上はする(汗))

だから私たちは、このプエルトプリンセサから乗り合いバンに乗って(日本円で1,700円くらい)約6時間かけてエルニドへと向かうことにしたのだ。

それが…もう…地獄の6時間であり…舗装されているとはいえ、ガタガタとした道、くねくねした道、そんな中をサーキット走行さながらに進んでいく。

最初こそ、眠ることが得意な私は寝ていたけれど、途中から人がどんどん増えていき(現地の人を拾ったりする…(笑)普通のバスか?)多いときは、どう考えても私のシートは二人乗りという所に現地の方とその子供二人が乗るという面白いこともあったり^^;

ついに寝ることを諦めた。

そして…途中の休憩ドライブインで各自ランチを!と言われるのだけれど…これまたなかなか覚悟がいる。

インドやアフリカを経験していて良かった!!!

物乞いの子多数、野良犬多数、ハエ過去一多数。ずっと手でハエをよけながらご飯を食べるという経験をし、そしてトイレに行って軽く眩暈。

(皿欠けてます。テーブル拭いてありません。ハエすごくて写真はこれだけ!!!イカフライに鶏唐、ゴーヤと卵の炒め物。味は極めて素朴で美味しい。)

うん、トイレの説明やめておくわ…。まぁ、5年前なら気絶でしょうが…私は過去インドのバラナシですごい経験をしているので、それよりマシでした。

とにかくいつも日本でタクシーに乗るたびにポケットティッシュをくれている日本タクシーさん。彼らのポケットティッシュを沢山持って行ったけれど、どれだけ役に立ったかわからない。

そして…そんなこんなでまた乗り合いバンに乗り込み、出発…エルニドの海が見えたときは感動よりも疲労。その後、またオートリクシャとの値段交渉をして宿の近くまで行ってもらい、そこから宿に電話して迎えに来てもらった。

こんな道通れるの?というすごい場所…まさに秘境の中の秘境に小さなVillaがあった。

到着して、自分たちの部屋に到着した時…ちょうど日が落ちるころで…

その時初めて「やっと、やっとここまで来ることが出来た」と海を見ながら思った。やっと…内側から感動が溢れてきた。

頑張ったなぁ、良太。私は甘えっぱなしだったなぁ。

ウエルカムドリンクを飲んで、良太はさっそくビールを頼み二人で海辺で乾杯をした。

本当に長い道のりだったけれど…コロナから始まり…そしてフィリピン行きも大変で、到着してからもバンの道のりすら大変で、エルニドまでの道のりの長さはただただ気が遠くなったけれど、でもちゃんと到着したんだ。

私たちは、ちゃんと来ることが出来た。

あー、なんて長かったんだ。遠かったんだ。

口には出さないけれど、微笑みあうだけですべてが分かり合えた気がした。

「やっと再開したね、旅が!」

続く

セレナ

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