エルニドの海が私をどんどん正直にさせてくれる。
2年以上、どこか感情を麻痺させて生きてきたのだと、嫌と言うほど気付いてしまう。
エルニドの夕日が、私を存分に泣かせる。
私が欲しかったのは…現実から離れた場所で、現実を見つめることだったのかもしれない。
私が一番苦手な「俯瞰」と言うことを得意にしてくれるのが、旅というものなのだろうと思う。
プライベートホッピングアイランドでは…二人では食べきれないほどのご馳走を作ってくれた。
そう、まずはこの話をしなければならない。私たち、たった二人のためにガイド2名、キャプテン1名、シェフ1名が付いてくるのだ。
良太は「ここは僕がお金を出したい。」と言ったけれど、そこは丁寧に断った。どうしてか私は、ここは自分が頑張ったお金で、自分に贅沢をさせてあげたかったのだ。50歳の記念だったし…
シングルマザーになり、大変なことが沢山あった。だけど…だからこそ喜びだって大きいのだ。これは自分が自分に対する最大のご褒美だった。
さて…そう聞くと「どれだけ高いの?」とみんな興味が出るだろうと思う(笑)
正直に言おう。実は日本円で25,000円くらいなのだ。
ただ、相乗りで行くホッピングツアーは2人で6,000円くらいだから軽く4倍はする。エルニドの人からしたら「正気の沙汰じゃない」「どんだけ金持ちなんだ」と思うかもしれない。
それに普段の私たちもきっと、「正気の沙汰じゃない」と思ったかもしれない。
でもこれを一度経験してしまうと…これからはプライベートホッピングにしようと思った!
自分のペースで進めるのだ。苦手なものは苦手と言えるし、ここは長く遊んでいたいと思ったら遊んでられる。
食事もゆっくりと二人で船上で食べるなんて、そんな経験できるものじゃない^^
沢山笑った!沢山感動の涙が出た。
私が欲しかったのは…リアルだ。
倹約家の良太が「僕たちもある程度の年齢を重ねたし、こういう贅沢はすごくいいね!」と納得してくれた。もしかしたら、こうでもしないと私はこういうことに参加しないから100歩譲っての言葉だったのかもしれないけれど…
細胞が喜ぶ!魂が喜ぶ!私は生きている!楽しいってこういうことだよね!美しいってこういうことだよね!感動ってこういうことだよね!
五感が全部解放されたとき…人はどうなるかというと…どんな人生も「素晴らしい」って思えるし、ここまでくることができた自分達、偶然か必然か、出会うことができた良太にも感謝するし…
そしてね…私のお客様でも色々な理由があって旅ができない人がいるんだけど…私はその人たちの「目」であろうと思った。
だから私は私と良太と二人で旅をしているようで、そうではないんだよね…
そんなエルニド2日目の夜は…海鮮に飽きてピッツアを食べた^^
続く
セレナ
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