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気が付けばインドにいた③

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すっかりバラナシの…(言語化が難しい)とにかく、物凄いエネルギーに圧倒されしばしホテルでルームサービスをお願いし休憩した。

夜には毎晩ガートでプジャがあり、パートナーは張り切っている。

プジャといえば、なんの映画か忘れたけれどプジャで迷っている主人公を見てゾッとしたものた。

そこに自分が行くのだ。考えただけでも人生の不思議を感じる。自分の人生の中に「インドに行く」ということは想定外にも程がある!

そんなことを考えながら、適度に美味しいルームサービスを食べていた。

ケチャップ多すぎ問題・・・(笑)

時間が来たのでオートリクシャに乗ってプジャのガートへ向かった。

そこでまた目が点。私たちが乗っているオートリクシャ、運転手の横には嬉しそうに彼の友人が乗っている。しかも大騒ぎしている。

お金払うの私たちですよね???(その後、こんなことばかりで慣れたけれど)

ちょっと調子に乗った感じの運転手のお兄さんはとにかく大騒ぎだし、私たちがインドに行ったときは何かの祭典があったのか信じられない人だったことと、さらにはお兄さんは知り合いを見つけるたびに大声を出すのだ。うるさいにも程があるな・・・

と・・・思った時である。パートナーが運転手のお兄さんの肩をトントンと叩き信じられない大声で

「Please be quiet!!!」

と叫んだ。

そう、日本では本当に温厚なパートナーなのだけれど外国ではしばしば強く意見を言う。

言わなければ伝わらない時、時に言い合いになったとしても絶対に譲らない。

幸にも一瞬で「シュン」と静かになったお兄さん。少し静かだ。

これ以上は進めないと言うところまで乗せてもらって、交渉した通りのお金を払い(言い忘れていたがインドは交渉して乗らなければぼったくられる。最初の金額で乗るのは本当に馬鹿馬鹿しい。半値以下にはなる。ただし、今はリクシャにもUberがあるらしく、なんとなく寂しい気もする)プジャに向かった。

このおびただしい人はなんなんだ!!!

パートナーの手を掴んでいないとはぐれてしまったら、一生会えない気がする。

にじりにじりと近づいていくと、急に私の眉間に何かを塗られた。

私はパートナーに「何か塗られた!!!」「ティカだ(笑)これはお布施をしないといけないんだよ」と勝手に塗られたのに老婆にお布施をした。

不本意な顔・・・(笑)

それでも、この未知なる体験は今の私の何かにはなっているのだろう。

人は経験でしか、自分を作れないのだから。

この人人人の中でお坊さんが踊っている。

「明日のプジャは河からみよう」

そうパートナーが言い、私は人酔いしながらそれでもどうしてもパンジャビドレスを買いたくて購入して帰った。

そうして私のバラナシ1日目は過ぎ、ベッドと一体化するように眠りに落ちていった。

続く

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