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私小説 春節・赤い時 寒さを超えるアジア情熱の国⑴

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「なんで赤い色ばかりなの????」華菜は叫んだ!

空港から一歩出ると、駅構内の柱は金ぴかで、そこかしこに赤いリボン…至る所に赤い装飾がされている。

「え?この国は赤い国???」と言っていると、良太が笑いながら

「もうすぐ春節なんだよね。中国のお正月は、赤い色がシンボルみたいなものだから。」と言っていた。初めての中国・そして上海の私の目に飛び込んできたものは「赤」だった。色々な国へ行ったけれど、こんなに街中が一つの色に統一されているって、凄い事だと思う。

リニアモーターカーに乗って、ホテルへと向かう。

中国は、言葉はチンプンカンプンだけれど、漢字を読んでいると何を言っているのかわかることが多い。

中国語のというのは、聞いていると「喧嘩みたいだなぁ」とも思う。声も大きいし、強めの口調に感じる。そして、みんな電車の中での本当によく喋る^^

いつもの貧乏旅行の私たちには珍しく、今回のホテルはかなりの高級ホテルだ!それには理由があり…良太のクレジットカードがマリオット系列にはすごく強いということと、過去良太が上海で安いホテルに宿泊した時、水回りが汚く、さらには臭かったらしく

「これは、絶対に華菜ちゃんは無理だろう」と判断したのだった。

しかも、そのクレジットカードは、ラウンジアクセスもあったり、自動アップグレードがあったりと至れり尽くせりなのだ。(ちなみに今ではラウンジアクセスは有料となってしまったらしい。)

久しぶりの高級ホテルに浮き足立っていた。

そして…到着した時…まずはラウンジに通され、そこで部屋をアップグレードされた。その部屋は良太に聞くには「コーナーの広い部屋にしてくれただけで、スイートとかじゃないよ」ということだったが、本当に素晴らしく…これでスイートだったら、どんなことになるんだろう?と思うほどだった。

素敵な場所にいると、全然出かけたくなくなる私とは裏腹に

「さぁ、ラウンジで軽く何か食べて、そして散歩してディナーは中華にいこう!」と、もう動き出そうとしている。ちなみに彼は私より5歳年上だ。本当に元気な人だ…元バックパッカーは、何か違う。

まずはラウンジに私は感動した。

「えー!これ、全部無料で食べていいの???」と聞くと「うん^^」と。

私は大好きなケーキやスコーンと紅茶とその他いろいろを食べていた。なんて幸せなのだろう!

良太も昼間から嬉しそうにワインを飲んでいる。チーズやハムも本当に美味しい。軽く小腹を満たし、街を歩くことにした。

上海2回目とは思えないほどに、街を熟知している良太。私は9年関西に住んでいても、いまだに梅田で迷子になるのに…私は「旅人」と言いながらも、結局は良太がいなければ、何もできない。時々そういうことを思い知らされて勝手に落ち込むことがある。

地図が読めない女…ではなく、一人で生きていけない女…なのだ。

「まずは気の狂った街を見に行こう!」という良太に連れられ、地下鉄に乗り、黄浦江の対岸「浦東」地区へ足を踏み入れた。

そして…上海の煌びやかな(ド派手な)街に私は、さらに驚くのだ。「unnatural」という言葉が正しいかどうか?それはわからない。

ただ、人工的な都会と中国らしい色彩センスが、私には「面白く」感じてしまった。

花壇なんて赤・黄色・紫という感じでくっきりと色分けされた花々が中国のテレビで見る行進のように並んでいる。

「嫌いじゃない」

そう感じてしまう。そう…どの国も行ってみなければわからないものだ。先入観は自分を狭めてしまう。

私はこの大都会上海を気に入ってしまった。

セレナ

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