誰もが愛と豊かさを手にするシンプルな方法 our process of love and abundance

旅人占い師(カウンセラー)セレナのofficial blog

2022年2月18日
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3月に…春・サクラブレスキャンペーンします!

そろそろセレナさん、ブレスレットを…

そんな声が聞こえてきた時と、私の中で「ブレス作りたい!!!」と思った瞬間が一致しました。

みんなの手に届くブレスレット…

でもね…大人可愛いブレスレットの石をを仕入れていたら…やっぱりどうしても高価になってしまいました。私、それでも新たな仕入れ方法のおかげで、一般の半値以下にはなるかなと思ってます。

使用する石たち…

・ラベンダーアメジストボタンカット

・モルガナイト

・エメラルド

・ローズオーラ

・マザーオブパール

・ブルームーンストーン

・インカローズ

少しでも石に詳しい方なら、わかっていただけるかと思います。なかなか、良い石を買い付けてしまいました^^やっぱり、妥協するブレスレットは面白くない。

前回の原石も「妥協なし」でした。

お値段も、みんなが「これなら…」と思える金額にしたかったし、出来たと思います。

今回、ちょっとお高めです。

でも、みんなのモチベーションが上がって、一緒に運も上がっていくように作ります。

沢山仕入れることはできなかったので、何個できるかわかりません。

また、3月で日の良い日(多分)1日か2日にアップできると思います。

そして、できれば14日か最強の26日から付けてくださいね^^

(全く気にしない人は、それでも問題ないです)

石の大きさも全部バラバラで、一つ一つ違うデザインで作らせていただきます。

Only Oneです。

どうぞ、楽しみにお待ちください^^

また、既に事前予約がお二人入っております。(3人のご予約となりました)(4人のご予約となりました)

前から「そろそろブレスレットを…」と言っていた方達で、なのでこのキャンペーンをすることをお伝えしたら、すぐにオーダーしてくださいました。

もしも、「そろそろ春ブレス」と思っている方がいたら、是非お問合せください。ご予約可能です。

それ以外の方は、アップまでお待ちくださいね^^

今日は、私小説お休みしました…明日は書きたいなと思ってます。

セレナ

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2022年2月17日
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逆算する癖を身に付けると最強

例えば…一つの夢や目標があったりする。

夢というのは不思議なもので、絶対に無理なものを願う人はあまりいない。だからどちらかというと「夢=目標」になることが多い気がする。

Elephant Wings Fantasy Mammal  - BiancaVanDijk / Pixabay
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私とパートナーはいつも、目標を決めると「逆算」する。

何年には何がしたいから、そのためにはこんなスキルが必要で、お金はこのくらいあったほうがいい。だとしたら毎月このくらいは貯めたほうが良くて…等々…

行き当たりばったりの運の良さよりも、具体的かつ段階的に無理なく進めていく。

これはほぼほぼ叶う。嘘だと思ったらぜひやってみて!

例えば10万円くらいの欲しいものを見つけてみよう。ホテルへ宿泊とかでもいい。なんでもいい。

そしてそれをいつ欲しいかを決める。3か月後?仮に3か月後にしよう。

すると…一か月37,314円を貯める。意地でも貯める。給料出たら、先に避けてしまおう。

3か月後、ローンを組むこともなくその物が自分の手元に来る。

Mathematics Geometry School  - geralt / Pixabay
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私のレッスン生で1年間で100万円という目標を立てた子がいる。その子は時給の高い仕事にまず移行しようとしている。

そして、さらに毎月の金額を決めて、不足分を占いという副業で補おうとしている。

毎週、声がどんどん明るくなり…軸がしっかりしていて、私が驚くほどだ。

目標を決めた人間、更には逆算して「いけそうだな」と思えた人は強い。

今までの魚座気質はどこへやら…ハウスの9ハウスが表に出て、「本当はこんなに色々な表情があり、そしてこんなに出来る子だったんだ!」と感心している。

Chrysanthemum Flowers Flower  - pichan0831 / Pixabay
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逆算すると…わたしはそろそろ英会話のお勉強をして…出来るなら最低限のスペイン語を話せるようになりたい。逆算では…それがベストだ…

私にも誰かが強くお尻をひっぱたいてくれないだろうか…と思う。

人には色々言えるのに…こればっかりは自分では重い腰が上がらない…

セレナ

※ 連絡事項

来週は22日と23日は連休をいただきます。

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2022年2月16日
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私小説 パスタとハグといい加減⑩

灼熱の中…それでも街全体が陽気さを外側に出しているから、私たちは軽快に歩いていた。

突き出るバルコニー、そこに置かれた緑の植栽や様々な物たち。私にはこの街の街並みが、ボローニャと較べてリズミカルで陽気なものに思えた。

目的などあまりなかった。

ただ何となく、あてどなく歩く…これこそが散歩という歩き方だ。日差しも街も至る所が全て、度を超すくらい明るくて、歩いている人たちの服装も年齢などただの飾りなのだと思わせられるように、ショートパンツにタンクトップのおばあちゃんがいたり、ショートパンツにジャケットのいかにも「ちょい悪親父」がいたり…(笑)

「やっぱりイタリアの男は足首出すんだねぇ」とか「日本でも、まだたまに見かけるよね」とか、そんなしょうもない話をして歩いていた。

私にとってアンクルパンツは難易度が高い。一歩間違えると日本人は「バブル時代の男性」に見えてしまう。(石田純一を思い出してしまう)

でも、さすがイタリア人…ハットまで被られると拍手だ。オシャレとは自信なのだ、堂々と着ることなのだと思えてしまう。(日本人は気を付けよう、昔バブルで遊んでいた金持ちのおじさんに見える)

そんな色気のある「ちょい悪親父。ちょい悪おじいちゃん。」を見ながらの散歩。

歩く先々にキリがないほどの教会もあり、教会が大好きな私も流石にちょっと見ることを飛ばしたりした。

そして、上手に暑すぎるときは「休憩所」として使わせてもらった。静かで、ひんやりとしていて…この空間はやはり特別なのだ。

私にとっては、パワースポットなのだ。

女性たちのオシャレも流石としか言いようがなかった。私はイタリアにいる時は、長い髪を下すことをやめて、思い切り無造作に結んだ。

そして出来るだけシンプルを心掛けた。イタリアの女性たちは体のラインなんて気にせず、お腹が少しくらい出ていても、堂々とセクシーなワンピースを着ている。私はそんな女性たちに触発された。やはり、自信だ。自分を愛する力だ!

自分の全てを曝け出し堂々とした自信がどれだけカッコいいかを思い知らされた。

スキニーにタンクトップは細い人の特権なのかと思っていたけれど、そんな事はなかった。どんな体系の人でも着たい人は着たらいいし、そしてそれを男性たちは賛辞する。カッコいいと思った。彼らは、彼女たちは自分を愛しているのだ。だから、他者を褒めることができるのだ。

私は寝間着に持ってきていたユニクロの黒のタンクトップワンピースを日常着にすることにした。

必死に真似していた。刺繡の付いたブラウスも嫌になっていたし、ずっとキッズではいたくはない…

そんな事を思いながら歩き、そしていつもの如くお昼にはしっかりお腹が空く。

適当なトラットリアに入った。それこそ、本当に適当に「ここにしよう!」と通りがかりに入ったのだ。

そしてパレルモの名物と言っていいだろう、「イワシのパスタ」と「ペスカトーレ」を頼んだ。

ふと…キッチンから物凄い大声の夫婦喧嘩が聞こえる。怒鳴っているのは奥さんだ。初老の二人だったけれど、もうもうそれはすごい剣幕で、私たちは少し心配になるほどだった。

でも…近所のみんなは「いつものこと」のような顔をしている。気にも留めていない。「え?これって日常の出来事?」

そんな事を考えていると、喧嘩していた夫婦の旦那様が料理を持ってきた。別に普通の顔をしている。ばつの悪そうな顔もしていない…

そしてそのパスタの味は…悶絶の美味さ…海そのものを味わっているかのようなの旨味である

ガーリックとトマト、松の実とレーズン。それらがベースとなって地中海の旨味を全面的を引き出しているのだ。

未だここを超えるペスカトーレにもイワシのパスタにも出会っていない。

あの大喧嘩を繰り広げながら仕上げたこのクォリティー。拍手しかない。

私たちは、絶対にまた行くだろう。だからどうか、コロナに負けないでいてほしい。元気でいてほしいと願う。愛のある夫婦喧嘩、あそこまでみんなの前で夫を罵倒する情熱的なイタリアのマンマ。カッコいいじゃないか!そして、その罵倒を気にも留めずに絶品パスタを作る旦那様、お互いの愛を感じた。

私にはイタリア語はわからないから、もちろんどんな喧嘩なのかはわからない。

でも冷え切った関係よりも、言いたいことを全部吐き出して心の中に黒いものが何もない…そんな夫婦も、それが二人の形ならありなのかもしれない。

二人の形は二人にしかわからないのだ。

そんな二人が作り出す美味しいパスタを食べ、また再び歩き出した。

続く

セレナ

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2022年2月15日
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過去は変えられるのに…

「過去は変えられない」そんな言葉の呪縛に囚われて…今の自分を過去のせいにしている人が沢山います。

私ももちろんそんな時期があり、そしてそれを乗り越えたからこそわかることがあります。

そう思っているその時間がもったいない!!!

Tears Crying Woman Postcard Sad  - Viki_B / Pixabay
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「でも、過去は変えられないじゃないですか!!!」そんな声が四方八方から聞こえそうですね^^

うんうん、わかります。

でも、その過去を(今の辛さ)をバネに、それを教訓にして生きることで「忌わしい過去」だったはずが「あれがあったから今の私がいるんだわ!!!良かった…辛かったけど、良かった!」と思えるようになるのです。

Woman Smile Model Night Evening  - devran_topallar / Pixabay
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ね?過去は簡単に変えられるでしょう?

「あの時、あんなことを言われた。」「あんな裏切りをされた」「こんな育ち方をした」

そう…中には壮絶すぎて、とても簡単には乗り越えられそうもないような事も経験している人もいます。私は占い師という職業柄、沢山のそういう人を見てきました。

でも、それでも言いたい。

いつまで、そこに逃げているの?

いつまで誰かのせいにして、そして卑屈になっているの?

いつまでトラウマのせいにして、目を背けるの?

Girl Wings Young Sad Depressed  - karan_kss_ / Pixabay
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世の中は、一見とても不平等に見えるものです。

ものすごく明るく豊かに見える人がいると、自分があまりに冴えないちっぽけな存在に見えるかもしれません。

でもね大きく輝いている人は、それだけ大きな闇を持っていることが多いのです。正負の法則ですね。

自然界を思い出してください。

輝く太陽ほど、日陰に入ると暗く感じます。

曇り空は冴えないかもしれないけれど、実は案外ちょうどいいこともあるんです。

また、大きな闇の中を感じている人は、光が見えないと思う人は…それはただの曇り空なだけかもしれません。

旅をしていると、曇り空に救われることが多くあります。

もちろん「写真映え」はしないけれど、歩きやすく自分らしく肩の力が抜けるんです!

晴れの日で笑える人よりも、曇りでも雨でも笑ってられる人が本当に幸せ上手で…

だとしたら、苦労が何もない人生で笑えるよりも、嫌なことがあったり、具合が悪い日があったりしても笑える人でありたいって思います。

占い師という「人生」を扱う仕事をしていて思うことがあります。

自分を大切にしている人は、他の人にも大切に扱われるという事。

どうぞ過去のデータを自分の素敵な人生の肥やしにしてください。子育てをしている人はなおさら、自分を大切にしている姿を子供に見せてあげてくださいね!

あなたにどんな過去があろうとも、今のあなたがどんなに辛くても…

人はそこから前に進むしかないのですから…

セレナ

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2022年2月14日
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私小説 パスタとハグといい加減⑨

目が覚めて…自分達が違う都市にいると気が付く。

そして、ここはあまりに広いアパルトマンだった。眠い目を擦りながらキッチンへ。日本では考えられないようなスケールの大きなキッチン。ふと、こんなキッチンだったらどれだけ料理が楽しいだろうかと想像してしまう。

冷蔵庫を開けるとブラッドオレンジジュースが入っていた。

シチリアでは、当たり前のオレンジジュースだけれど私にはちょっとしたときめき。そう、私は普通のオレンジジュースよりも、少し甘味の強くグレープフルーツにも似た風味のあるこのオレンジジュースが大好きなのだ。

グラスに注ぎ、ゴクゴクと一気に飲み干す。

ボローニャのホテルは私が目覚めてしまうと、部屋が狭い分必然的に良太が起きてしまったけれど、今回はベッドルームが全く別なので良太を起こす事もなく、1人広すぎるリビングでのんびり早朝を過ごした。

窓を開けて、色彩がまた全然違うことに驚く。ここは南の色だ…。シチリアの色。

ボローニャとは違って、どの家にも可愛らしいベランダが付いている。日除けもまた可愛い。日本でもちょっとおしゃれな家がこういう日除けをつけているけれど、こちらは完全に日常で使うもの。使い古された感じもまたいいのだ。

それにしても…お腹が空いてきた。

そんな事を思っていたら、良太がゆっくり起きてきた。

「華菜ちゃん、お腹空いたねぇ。確か朝食が用意されてるはずだけど冷蔵庫に何かある?」

見てみると、卵やパン等々が入っている。最低限のものが入っている感じだけれどそれで十分だった。

大きすぎるダイニングテーブル…

オムレツを焼いて、クロワッサンも焼く前の冷凍のものが置いてあったからオーブンを使って焼き立てを食べる事ができて、さらにヨーグルトも置いてあった。

やりすぎない…これ以上食べたいのなら自分で買ってきたら?という感じなのだろう。この気楽さが本当に楽だった。

そして備え付けのエスプレッソマシンで入れたコーヒーを飲みながらのんびりしていると、フロントからの電話が鳴った。

「チェックイン手続きするからパスポートを持ってきて!」という事らしかった。私たちもまだ一度もオーナーに会っていないし、張り切ってフロントに降りた。

そこには、私が想像している通りの陽気なイタリア人ルイージが立っていた。

私は心の中で「THE イタリア人だ!!!」と叫んでいた(笑)

握手とハグで無意味なほどの大歓迎…さらに「昨夜はずっと待っていた」と嘘までつき…そして、日本のアニメを子供と見ているらしく、適当なマジンガーZのアニメソングを歌っていた。

そして…色々な街案内を身振り手振りでしてくれて…さらには人のパスポートの生年月日を見て驚愕し(どうせキッズなんでしょうよ…)

手続きが終わって私たちと別れるときは、もうすでに古い友達のような顔をしていた^^;

「あれ?今、会ったところですよね?」と思ってはいけない。彼の心はいつだってopenなのだ。距離感なんてぶっ飛ばされる。程々の距離感を保ちたいから苦手だなぁと思った方、そういう方は安心してほしい。

私たちはその後、彼を見つけるのに苦労するほど、彼はフロントをほったらかしてどこかをフラフラしているのだから…(笑)

そしていよいよ、私たちは美しすぎて、さらにはボローニャよりさらに暑すぎるパレルモの散策に出かけたのだ。

なんとこれは1933年、ムッソリーニのファシズム時代に建てられたという郵便局

ここの街の色は軽いけれど、それはプラスチックな軽さではなく…色彩がボローニャより白っぽい。街の重厚感は変わらない

けどヤシの木があったり、花々が咲き乱れていたり、やはり南の国なのだと思う。

続く

セレナ

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2022年2月13日
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幸せ色の時間

生きていると裏切りがあったり、突然の攻撃があったり、喪失感があったり…本当に色々な事があるものです。

そんな時の色は、なんとも言い表せない…

この世の中の色が全部なくなって「モノクロ」になったような気持ちになります。

私も5月で50歳ですから…本当に色々な事があったなぁと思います。

だから、今、渦中にいる悲しみ色の人を見ていると…自分のことのように感じることもできるし、ですが同時に「必ず乗り越えるから、大丈夫よ!」とも思えるのです。

幸せって、何色だろうと思う時…私は実はさっきランチで食べた手作りスコーンを思ったのです。

ずっとパートナーと「久しぶりに手作りスコーンが食べたいなぁ」と言っていて、なぜかパートナーは手作りお菓子男子でもあるので、じゃあ作ってあげるからアシスタントやって!ということになり、今日はスコーンランチとしました。

全粒粉のスコーンです。

生クリームは北欧風にほとんど砂糖を入れないで、甘味はブルーベリージャムで^^

ランチなので、彼がオムレツとベーコンとリンゴをプラスしました。

作っている時間のワクワク…テーブルをセッティングしている時、そして食べている時、食べ終わった時…その全てが私は「幸せ色」だと感じたのです。

生クリームの白、ブルーベリーの深い紫…
全粒粉の少し茶色のスコーン色、その色とも違う紅茶の茶色…

その他にもオムレツや色々な色があります。

そう…幸せ色とは、その色を感じる事ができる心の余裕なんですね^^

色がたくさんあることに気がつく…

白にも色々な白があること…スコーンを入れているお皿の白と、受け皿の白は違うこと。

その沢山の色を感じることこそ…幸せ色なのだと感じたのです。

沢山の色を感じられていたら…あなたはきっと幸せです。

もし、辛い事が多かったら、幸せ色を探しにお花屋さんに行ってみてください。

あなたの心に寄り添ってくれる色が待っている気がします。

セレナ

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2022年2月12日
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私小説 パスタとハグといい加減⑧

4年前の長期の旅を反芻していると、随分と勘違いしていることに気がつく。

私たちはボローニャに3泊はしているのだがその内の一泊は夜にボローニャに到着しているし、翌日はボローニャ市街を散策し、次の日はLuccaだし、そしてその次の日には散々ボローニャでぶらぶらしてから夜のフライトでシチリア・パレルモへと飛んでいる。

ただその最後の日のボローニャの記憶は…良太の胃が相当やられていたことで、「彼はランチにギリシャ風サラダを食べていた」という笑えない事実だった。

後は水分摂取は必須!

ボローニャは食の都と言われているけれど…私たちには残念ながら合わなくて…街並みは素敵で人々も素敵なのに…「あー、ここで暮らすことは至難の業だ」と思わざるを得なかった。

もし、ボローニャに行く人がいたら時々自分の胃腸を休める日を作った方がいい。また、どの旅でもそうだけれど、水で溶かして飲む事ができるポカリスエットは必ず持とう!私たちはその粉でどれだけ助けられたかわからない。また、ボローニャで胃腸が疲れた時、オススメはリゾット!ボロネーゼ発祥だけあって、パスタもかなり味が濃い…

(これは超有名店のボローニャ…ミートソースを想像していたら火傷するぜ!(笑)っていうかほぼ肉味噌!)

もちろん、暑さのせいもあっただろう…脱水っぽくなっていたのもあったかもしれない。

それでも楽しくて美しいボローニャを後にして空港へ向かった。記憶にないほどの普通の食事を空港で食べたらしい…なに食べたんだ???写真もなく…(笑)

これを食べた記憶はある…死ぬほど美味しかった!
こ、これかな?味すら覚えてないな^^;

そして激安LCCのライアンエアーに乗ってパレルモへ向かう。機長の愉快で軽快なアナウンスが聞こえてくる。

たった1時間半のフライト…安いから文句など言っていられないけれど…ほぼ直角背もたれにクッション性のない座席に座った。

そして着陸するとすぐにファンファーレが鳴り、ドヤった感じのアナウンスが(意味はわからなかったけど)… そしてなぜか一斉に拍手喝采。良太はニコニコしながら「定刻通り到着したら拍手するみたいだよ」と…イタリア人らしい…そう、イタリアって定刻通りとか、示された場所に電車が止まるとかすごく珍しい。そういういい加減なところも含めて、なんて憎めないんだ。

これでいいんだよなぁ…しみじみ思う。(日本だったらちょっと遅れるだけで大騒ぎだ)

そして夜のパレルモに到着すると、良太が「ホテルに頼んだタクシーが待ってるはずだよ」と言っていたから探そうとしたけど、瞬間でわかった。

たった1人、紙に私たちの名前を書いて大真面目な顔で直立不動で立っている背が高いイケメン。

私たちが行くと、とても丁寧に挨拶してくれる。

わぁ…楽だなぁ…これで寝てても宿につける!そう思ったのも束の間。彼は大変なスピード狂だった。高速がまるでサーキットであるかの様に駆け抜けていく!「急いでませんけどー!」と思いつつあっという間に到着した。

そして、小さな暗めの入り口のアパルトマンに到着した。今回はアパルトマンにしたのだ。

で…フロントに行ったけれど…真っ暗!いないのだ、誰も^^;

タクシーの彼が、郵便受けにパスワードを打ち込んで鍵を取りそして私たちを部屋まで案内してくれた。

特に説明もなく…「おやすみ」と去っていった。「え?それでいいのか?」とは言え、もう私たちもくたくたに疲れている。旅というだけで疲れるのに、イタリアの旅は暑さで体力消耗が尋常じゃないのだ。

そして、改めて部屋を見渡して唖然!

メゾネットタイプであることは分かっていたが、それにしても「広すぎる!!!」

そして、その日はあまりに広い部屋に驚きながら移動の疲れでまたしても爆睡することとなった。

そう…私たちは次の日から「パスタ三昧」が始まるのである。私たちにとっての食の都は「パレルモ」だったと言っても過言ではない。

ついでに言うと…私たちは夜に会えなかったここのオーナーに振り回されるのである…(笑)なんと次の日、平然と私たちの顔を見て「僕は待っていたんだよ!」と言っていた。

「いや、真っ暗やったやん」と言えないくらいのキュートさと愛すべきいい加減さ…

続く

セレナ

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2022年2月11日
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石物語 愛おしい原石…SOLD OUTとなりました

ご縁が不思議と繋がり…私が「可愛くて仕方がない」と思って仕入れた原石をここで紹介しますね。(考えてみると、とても久しぶりな気がします)

ご縁とは、自分で作っていくものだし…私は、自分の直感に従うけれど…それでも「直感に従いたいけれど、金額的に従えない」と言うことも多いだろうと思うの。

私も、そんなことは何度もあって…「あの時、あの一点もののストール購入しておけばよかった」とか「パレルモであの時、マフラーもう一本購入しておけばよかった」なんて後悔は少なからずあります。

だって…やっぱり人間には衝動的に購入するとはいっても「予算」があるから。

それでも、その予算を押し切って購入したものは「一生一緒だよ」と思えるものです^^(その後、超絶倹約生活に入るけれど…笑)

ですが今回はご安心ください!!!

旧正月に合わせて自分の心を一新したい方は、さらに「これ、好き!」と言う心に正直に動けるような価格設定にしてあります^^

なのでお気に入りがありましたら、急いでね!

では早速いきましょう!!!

①ローズクォーツ

お嫁入りが決まりました

まずは愛情運からいきましょう^^

六角柱のローズクォーツです。この子は本当に「無垢」と言う言葉がぴったりなのです。

私はこんな風に玄関に向けて飾るのもおすすめだし…

恋愛運、愛情運をUPさせたい人は枕元に飾ってほしいな^^

ローズクォーツは「愛情の石」として広く知れ渡っていますが、内面の美しさを、素直に顔に出してくれる。恋愛中の人は結婚まで結びつけてくれたり、また家庭円満にも効果があるんですよ!

この石は私としては、庶民の味方!って言うイメージなんです。高嶺の花というよりも、話しかけたら気軽にニコニコ笑って答えてくれるような…(実はこういうタイプが一番モテますよね)

こんな女性になれたら「みんなに愛される」だろうなって思います。

大きさは

すいません…アルコール除菌でカサカサの手ですが^^;(大きさはこのくらいです)

ちょうどいい感じです!

お値段ですが…送料込みで…

5,555円とさせていただきます。

②カルサイト

お嫁入りが決まりました

とにかく美しい丸玉カルサイトちゃんです。

直径は62ミリ。虹入りで本当に綺麗です。

カルサイトという石は、今ちょっと心身ともに疲れている…とか、いつもすぐにエネルギー不足になってしまう…そんな人にオススメです。

そういう人を補ってくれる効果が期待できるんです!

また、お子さんのいる方は「勉強のお守り」と言われているので…リビングなんかに飾ると、家族みんなの心身の健康や「勉強」「集中力」を支えてくれます。

そうそう、「頑固な人」「素直になれない人」にもオススメ^^柔軟な心が持てますよ!

私は実のところ昔から、このカルサイトとご縁があり…突然大玉のカルサイトをプレゼントしていただいたりと、私のところに来てくれる事が多かったです。

今回は小ぶりです^^

このくらいですね^^

お値段はこれは少しお高くて…それでもがんばらせていただきました。

送料込みで7,777円とさせていただきます。

③フローライト

お嫁入りが決まりました

ただただ美しく…まるで海の透明で深い部分を見つめているような気持ちになります。

神秘的で…私は理屈抜きに好きなんです。

フローライトは名前通りなんです。流れる…不浄なもの、邪気。心の滞りなんかを流してくれるすごい子なんです。確かにこの石を見ていると、自分の嫌なものが流れ去っていくように感じます。

また別名「天才の石」とも言われ…この石を燃やすとパチパチと炎が蛍のように光るらしく(燃やしたことはないですが・笑)それは他の石にはない不思議なものです。

こんな風に置くのも好きです^^

大きさですが

このくらいです^^

お値段は7,777円とさせていただきます.

④セレスタイトハート型

お嫁入りが決まりました

自然なハートとなって発掘された、非常に希少性のあるセレスタイトです。
何よりも可愛い!!!の一言なのですが、どの写真もそうですが実物の方が美しいのです。

光が反射してキラキラしますから^^

セレスタイトという石は、私はいつも「天使みたいだな」って思います。薄い水色で、なんとなく強そうであり、弱そうであり…でも絶対に揺るがない感じがするんです。

そして実際も「天使の石」と言われているからびっくり!!!(笑)

実は今、メンタルに不調をきたしている人がすごく多くて…セレスタイトばかりを仕入れた方がいいかしら?と思うほどなのですが…

というのは…「精神の安定・浄化」に優れた子なんです。しかも深く安心を与えてくれるんです。

この石を見たり、触ったりするだけで…本当に心が穏やかになる気がします。

大きさなのですが直径が一番大きい場所で8センチほどです。決して大きくないです。

お値段は、7,777円です。

熟睡できない方にもオススメですよ!(私は永遠に目覚めなくなっちゃうかも…最近眠りが深すぎる私…笑)

⑤シトリン 丸玉 44ミリ

お嫁入りが決まりました

これ…まさに「金運」に効きそうですよね!

透明度というよりも…美しい金のマーブルのような感じなんです。

そして大きくないのですが…やはりすごく強いエネルギーを感じました。(私の体感では、金運系の石はエネルギーが強いです)

「繁栄」「成功」「富」「幸福」「希望」って…全部人間のほしいもの!!!みたいな感じなのですが、私が最近思うことは「なぜ欲しいのか?」ということを明確にしてほしいのです。

「家族の幸せのため」「子供に十分な教育を受けさせるため」等々…闇雲に金運を求めるよりも「なぜ?」と考えた時、この石はさらにあなたのために頑張ってくれると思います。

大きさですが

とっても小さいです!5センチないです。でも、存在感がないわけではなく…私はこのくらいの可愛いの好きですよ!(さりげなく置けるしね)

お値段ですが6,666円です。

⑥フローライト 六角柱

お嫁入りが決まりました

このフローライトを見た時…なにこれ、ヤバイ!!!可愛過ぎ!!!が印象です。
手放したくないほど可愛い。

で、先に言ってしまうとすごく小さいです。

ちょこんと…(笑)

このちょっとみんなより光が「発光」しているようなフローライトは…癒して元気を与えてくれるような感じがします。

フローライトは先ほども書いたので、詳しい意味はそちらを見ていただきたいです。

お値段は…衝撃の

4,444円とさせていただきます。

嘘みたいですよね!!!

どうしてこのようにお安く提供できるようになったのか?

実は私は、昨年3カ月間「物販」の勉強をずっとしていました。(ここで明かす)それはもう、鬼の特訓でした。

そこで私はわかったことは、もちろん仕入れ方のknow-howもありますし、後は「私は好きなものしか売れない」ということでした。

そして…もう一つ…私が感動するほど嬉しいお客さまからの言葉があったんです。

「私は、セレナさんというフィルターを通したものを購入したいんです」という言葉。私はこの言葉を一生忘れないと思います。

その時に、自分がやりたいことに真っ直ぐに向き合う事ができました。私はいつだって、お客さまに救われています^^

これ欲しい!があった方は、早い者勝ちなので是非ご連絡いただけたらと思います。

LINEを知っている方はそこから…

初めての方はお問い合わせからね!

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2022年2月10日
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知らないものは「知らない」と言えばいい。深く知る事ができるから。

何歳になっても、世間には知らないものが溢れている。

その人にとっては「当たり前」のことでも、興味のない人にとっては未知の世界のことってすごく多いのだ。

だから気軽に「あたかも全員が知っている」かのように「カタカナ用語」や「略語」で話すことを、かっこ良く思わないし、逆に「なんかダサいな」と思ってしまう。私もなるべく、気をつけようとしている。

実は私はある年の初めに「地球儀」を購入した。

Terrestrial Globe Sphere Travel  - JACLOU-DL / Pixabay
JACLOU-DL / Pixabay

お恥ずかしながら、旅人でありながら私は地理が苦手だった。(今だって、得意じゃない)

パートナーと旅の話をするたびに、その地球儀を持ってきて必死にその国を探す。見つけた時の喜び。同時にその周辺の国々も見る。そして、治安や情勢なども聞いたりする。

そうやって、私は少しずつ国の場所、その国のことを知っていく。もちろん、まだまだ得意ではない。だからこそ、知りたいと思う。

また、私は現代アートのアーティストや、建築家の名前など、パートナーと出会うまではほとんど知らなかった。安藤忠雄さんくらいなら「世界的な偉大な建築家」なんていうざっくりとした区分で知っていたくらい。

もちろん現代アートのアーティストはピンからキリまでいて…その人の名前を覚えようとなるほど惚れ込むものに出会った事がなかったのかもしれない。でも、相変わらず覚えにくいけれど、瀬戸内国際芸術祭などに行くと、やはり興味が湧く。そう…人間は「興味」を持つと言うことがとても大事なのだ。

だから…例えば私のブログの中で「知らない名前がある」とか「何それ?」と思って当たり前で…でも美しいと思ったり、興味を持ったら、とりあえず「調べてみる」ことをすればいいと思う。

私はそうやって、一つ一つ知っていった。

恥ずかしがっていたら、見栄を張って知ったかぶりをしていたらそこで自分の成長が止まってしまう。

聞けばいい。なんでも…

人は興味を持ってくれたら嬉しいし、それは伝わる。

私は瀬戸芸で、沢山のアーティストさんと話した。体験型のものも体験した。その時印象的だった言葉が

「この椅子は君が一番良く似合う」と言われた事だった(笑)察するに私のワクワクが伝わったのだと思う。

アーティストは特に、そういう相手の心の機微に敏感な気がする。

私は、永遠に自分の興味は尽きる事がなく、新しい発見があり、世界に向けて動いていきたいと思う。

知らないものを知る時の喜び。

それをどうか体感してほしい。

興味を持とう…どんな物にも…あなたも興味を持たれたら、絶対に嬉しいはずだから…

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明日はいよいよ「原石アップ」です!とても可愛らしくて愛おしい子たちばかりです。

楽しみにしていてくださいね^^

2022年2月9日
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私小説 パスタとハグといい加減⑦

名残惜しかったけれど…Luccaの街に別れを告げ、鈍行電車に乗った。

のんびりとしたローカル電車。途中で急行に乗り換えるという良太の計画だったし、何度も言うように急ぐことなど何もないのだ。日本では、なぜか少し心が急いでしまう。自分の軸をしっかりしておかないと、何もしないと言うことに罪悪感すら覚えることもある。

でも、ここに来て気が付いたことは、いつも情熱的である必要などないのだ。パンを焼くときのように、沢山のベンチタイムを入れながら、ゆっくりとゆっくりと進めばいい。そんな風に、田舎の景色をのんびり眺めていた。

ふと良太を見るとなんだか慌てている。

「華菜ちゃん、ここだ!降りるよ!」と。

そうだ、途中で急行に乗り換えるんだった。

私たちは張り切って降りた。でも、なんだか不安げな良太…。そして、降りて急行に乗り換えようとしたとき…良太が「やってしまった」と言うような顔をしている。

「あー、やっぱり降りるところ間違えた…」とぼやいている。なんと一つ前で降りてしまったようなのだ。急行の電車のチケットは、座席指定でもう取ってしまっている。さぁ…どうする!!!笑い飛ばしたいけれど、動かなくてはならない。焦る旅ではないけれど、今は急ぐ時だ!

旅にハプニングはつきものだけれど…本当にわかりやすくハプニングが次々と起こるのだ。

駅員さんに良太が英語で話しかける。

すると優しく陽気なイタリア人、「タクシーを呼んであげるから隣駅までタクシーで行きなよ!」とタクシーを呼んでくれた。全員とは言わないけれど、ほぼほぼ私が出会ったイタリア人はいい人が多かった。

タクシーを待っている数分がとても長く感じる。暑さと焦りの中、タクシーが見えた時、そのタクシーが輝いて見えた!(笑)そしてタクシーに乗り込み「急いでくださーい!15分しかないんです!!」と告げる。

すると…タクシー爆走(笑) え!そんなに急いでくれなくてもって言うくらいに爆走してくれて…

そして駅に着いた時のちょっと頭頂部に輝きのあるイタリア人のおじさんが「やったぜ!」という顔で振り返った。

最高のドヤ顔!いただきました!!!

そして私たちは沢山の感謝を告げて5分前には駅のホームに着き、急行に乗ることができたのだ。イタリア人、女好きなだけじゃない…優しい…大好きだってその瞬間思っていた。それは、今ももちろん思っている。愛すべき「いい加減」な部分を含めて…。

車窓を見ながら、大好きなボローニャの街に戻る。あぁ、こんな時間が永遠に続いたらいいのに。

例えば日本の場合だと、ポイントポイントが美しい。京都や金沢や自然で言えばもちろん故郷の北海道も美しいし…沖縄の海も美しい。私は日本を否定はしない。

でも、所謂「美観地区」以外のところに私は大きな魅力を感じないのだ。美しい所に行くまでの道が美しくない。看板が無駄に大きかったり、夜の街灯が白すぎたり…建売の家が点在していたり…そこには歴史がなく…趣が感じられない。

イタリアに来て思うのは、どの場所も美しいと言うことだ。古さも含め…

実は道に沢山ゴミが落ちていたりするし、国民のルールは「うーん、ポイ捨てダメよ」等々…思うところは沢山あるのだけれど…(笑)それでも、古さを活かし生きるというセンスは見習いたい。街に意志を感じる。

赤茶色の街並みが見えてきた。ボローニャだ。なんて美しいんだろう。

電車を降りて、暑さに一瞬たじろぐけれど…大好きなあのホテルに帰ることが私は嬉しくて仕方がなかった。

その日のディナーの記憶がない…

私たちは何を食べたのだろう?

写真もないのだ…

もしかしたら、胃腸を整えていたのかもしれない。

ただ、ジェラートを食べた記憶はある。だって毎日食べていたのだから…笑

ちなみにパートナーによれば、この日は地元では有名な老舗レストランで、

ミラノではなく「ボローニャ風カツレツ」と「当店名物のティラミス」を

いただいたらしい。

感想は?と尋ねたら、「老舗の味」という言葉だけが返ってきた。

続く

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2022年2月8日
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泣けるときにちゃんと泣いた人の笑顔は美しい

19年占い師をしていると、自然と色々なことがわかることがあります。

それは霊感的なことでもなく、私のレベルアップとかそういう物でもなく…(笑)

人生には必ず「ここがどん底」という時期があり、その「底」でちゃんと泣けた人は、苦労が顔に出ない人生を歩むことになるような気がしています。

Water Sinking Hand Drowned Rescue  - adamtepl / Pixabay
adamtepl / Pixabay

その渦中は辛い顔をしてもいいし、もう諸手をあげてこれ以上泣けないくらい泣いたっていいんです。むしろ「今泣くときだよ!泣きなさい!」と思うほど。

そんなどん底な事態に「大丈夫」と強がらないでほしい。

Dive Snorkel Boy Underwater Blue  - BKD / Pixabay
BKD / Pixabay

先日息子が

「俺って誰よりも苦労している20代だと思うんだけど顔に出ていないんだよ」と言うんですね。

彼は15歳で白血病になり10か月入院して6クールの抗がん剤治療を受けています。

でも彼はごくごく普通の大学生で、楽しそうに人生を謳歌しています。

そんなことがあったなんて、誰にもわかりません。

「それはね、あなたがそれを苦労ではなく経験に変えたからよね^^」と伝えました。

On The Mountain Mountain Climbing  - Kanenori / Pixabay
Kanenori / Pixabay

大きな苦労をしていなくても、愚痴や文句ばかりの人は眉間に皺が入り…どんどん苦労顔になっていきます。

でもその逆で、年齢を重ねているなりに若々しいとか、その年齢なりの美しさを持っている人は「苦労」を「経験」に変えた強さがあるんです。

過去にどんなことがあろうとも、どんな悔しいことがあろうとも、その事にずっと恨みを持って生きている人は、やっぱりそういう顔になると思うのです。

悲しいことに、年齢を重ねるほど内面は顔に出ます。

Woman Angry Face Furious Upset  - Eleatell / Pixabay
Eleatell / Pixabay

私は職業的に多くの人の悩みを聞いてきました。そうですね…19年ですから数万人…(笑)

悩みって数万人いてもそんなに大きな違いはないんです。

違うのは、相談をしてアドバイスを活かせる人と活かせない人がいるだけかと…

やっぱり自分を信頼できていない人は、恋愛でも相手を信頼しないから難しいことが多いのです。そこを深堀りしていくと「父親」との確執にぶつかったりもします。

だけど、だから恋愛が出来ないわけじゃない。

人間には「それを超える」力があるのだから。そこを受け止めて、そのうえで自分を解放してあげてもいいと思うんです。その呪縛って簡単に外せるもんですよ。

あなたが口にする言葉が、あなたを縛っていることがよくあるんです。

Dove Bird Rhythm Pulse Ekg  - GDJ / Pixabay
GDJ / Pixabay

どうか自分に対して「良い言葉」をかけてあげてください。

「私なんて」ではなくて「私だからこそ」でいいではないですか^^

私だからできることがある、あなただからできることがある。

自分を肯定できて人は初めて、相手を肯定できるのです。

あなたの涙の日も、あなたの笑顔の日も、過ぎれば輝く1ページです。

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2022年2月7日
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私小説 パスタとハグといい加減⑥

Luccaという城壁に囲まれた長閑な田舎町は…田舎町特有の暗さもなく…さすがイタリアと言うばかりにどの人の表情を見ても明るく朗らかで、そしてみんなの歩みがゆっくりだった。目と目があったら、にこやかな笑顔で「Ciao!」と言ってくれる人たちに心がどんどん伸びやかになっていく。

https://majalahka.com/lucca-italy-tourist-map/より引用

緑が多く、古い街並みと素晴らしく合っているし、そしてそれだけじゃなく、Luccaに来ると魔法にかけられたように心がゆったりとする。確かに暑いのだけれど…なぜかこの街だけは「暑さ」すら、草木が吸収してくれているような気がした。

「ねぇ、私、この街本当に大好き!」と何度良太に言ったことだろう。

良太はその度になぜか少し勝ち誇ったように「来て良かったでしょ?」と言っていた。

彼は関西人なのに、私の前で全く関西弁を話さない。付き合ってしばらくは「この人は関西弁が話せない人なんだ」と思っていたけれど、会社の人と電話で話しているのを聞いた時、バリバリの関西弁で、すごく驚いたものだ。

「話せるんだね!関西弁!」と言った時、良太は大笑いしながら「当たり前だよー。ネイティブだからね!」とまた標準語に戻っていたのを思い出す。

よくよく聞くと、良太の母親が「家では標準語」だったようで、自然とどちらも、相手によって使い分けるようになったようだ。そしてさらには、英語まで話せるなんて!

「英語と標準語と関西弁のトリリンガルだね!」と言ってあげたら大爆笑だった。

何があるわけでもない。大きな観光スポットがあるわけではない。ただただ、お散歩が気持ちが良くてそして街並みが私好みで…私はこう言う旅が好きなんだと実感する。「路地裏散歩」とでも言ったらかっこいいけれど…ぼんやりと美しい街を歩くこと、そこでなんてことないお喋りをすること、それで良かった。私は、特別なことよりも日常に溶け込みたいのだ。

広場に入った。ヨーロッパは至る所に美しい広間のような広場があり、それが本当に人々に寛ぎを与える。日本にも、そういう広場が沢山あったらいいのに…そう願わずにはいられない。

広場の真ん中に、大きな顔のオブジェがあった。

その顔のオブジェがなんとも素敵で、少しの憂いも感じられて…空間を深く印象付けている。

良太はもう、そのアートにひどく感動したようで…沢山の写真を全方位から撮っている。

そう言う時の良太は真剣で…「ちょっと華菜ちゃん避けて」と言う(笑)

入ってと言ったり、避けてと言ったり、彼との旅は写真が大忙しだ。しかも、かわいい顔を作って写真に入ろうものなら「不自然だなぁ」と言うから、彼が撮った私の写真は、女性的には「・・・」な写真ばかりだ。

彼はいつも「自然なシャッターチャンス」を狙っている。それが自然すぎるから怖い…もう、私的には「これはホラーだよ!」と言う写真が沢山ある。自分の顔でホラーを感じる悲しみ…まぁ、元々が元々なので…最近は「こんなもんだな」と諦めてきているけれど…笑

ランチを食べようとお店を探し、可愛くそして賑わっているトラットリアに入った。

ほうれん草ソースのラビオリと兎のフリット。

ラビオリはもう絶品だった。このためだけにでもLuccaに行きたいくらいだ。

ただし一つ問題があった…私は昔ペットとしてうさぎを飼っていたことがあるから、うさぎを食べること自体が最初は本当に微妙な気持ちだった。農学部の大学生はこんな気持ちなのだろう。可愛がっていた牛や鳥を自分で捌いて食べるのだ。命をいただくと言うことを…なんだか厳粛に受け止めてしまう。勇気を出して食べ…超冷静に「うわっっ。美味しいんだけどさ、小骨多すぎ!」となった。本当に食べにくい。良太が頑張って食べていたけれど、確か少し残した気がする。

そして…この辺りでハプニング発生!

食事を食べ終え、写真を撮ろうとしていた時に通りすがりの人とぶつかり携帯を石畳の上に落としてしまった。

亀裂の入ってしまった携帯を恨めしく見つめた…。画面に亀裂が入っているだけで、問題なく動いているけれど、なんとも見えにくい!!!日本に帰れば保険で直せるけれど…まだまだ始まったばかりのイタリア旅行。この携帯で過ごすのかぁ…と、軽くブルーになった。

でも大きなカメラを持っている良太もいるし!ここでブルーな気持ちを長引かせないのが「楽しむ」秘訣でもある。だって、どうにもならないものを憂いても仕方がないんだから…。さて…と、気持ちも新たにまた帰り道の方をのんびりと歩いた。

途中には、幾つもの教会があったのは言うまでもなく…

そして歩いていると、かわいいブティックに入った。

そこは珍しく私のサイズが沢山あった。デザインもとてもかわいい。お店のマダムもとても優しく親切で…でも…なんだか様子が変だ。

気にせず、何着か試着し良太に買ってもらった。

最後の最後に…「お父さんに買ってもらって良かったわね!」的なことを言われたようだ…いや、実際にははっきりとは言われていないかもしれないけれど、明らかなのは…買ったのはキッズのお洋服だったということだ…

153センチの私は、イタリア人にはキッズに見えるらしい。ヨーロッパでのキュートは決して褒め言葉ではないことはわかっている。女性に見られるように、セクシーと言われるように、若い少女たちも大人っぽいファッションをしている。

そんな中の…「キッズ」。(ちなみに、日本でそんなことはただの一度もありません!笑)

帰り道、大きな現代アートがあった。

私は知らなかったけれど、良太の大好きな日本の現代アーティスト安田侃氏の作品だった。なんて柔らかな曲線。

ゆっくりと、話しながら、時にふざけながらの帰り道…

駅について、そこで水分補給をしながら帰りの電車を待つ。誰も知らない、何にも拘束されない。でも、心が広がっていくそんな感覚が1日1日と日が経つたびに感じる。

日本にいては感じられないこの感じ。私は…旅が好きなのだ。

続く

セレナ

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また…今すぐ鑑定の今週の予定です。

明日はもう予約でいっぱいとなりました。

9日(水)12時から14時まで大丈夫です。

10日(木)珍しく夜の時間が空いております!

11・12・13日の3連休は柔軟に対応いたしますので、お声をおかけください。

また、とても素敵な原石を迎え入れました。2月11日の大安の日にアップし、2月17日の大安・一粒万倍日に到着するようにいたしますね!楽しみにしていてくださいね!

また、ブレスレットオーダーの方は順次発送いたします。とっても美しくて私的に大満足!

2022年2月6日
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Happy Birthday My Dear!

完全に私生活ブログですが、先日は私のとっても長くお付き合いをしているパートナーの誕生日でした。

私の人生は、彼によって光が差し込まれ、彼によって、物の見方が変わり、彼によって、笑いの絶えない日々になり、彼によって今を楽しみ、未来が楽しみになったのです。

それまでの私は、心の痛みを少しだけいつも抱えているような…そんな人でしたから…(でもだからこそ、みんなの気持ちがわかります)彼に出会ったことによって、その痛みが気が付けば、全く無くなっていました。

よく人は自分の年齢や、自分の色々に制限をつけて

「だから、どうせ私なんて…」と諦めてしまうけれど…私はそんな人たちに伝えたいんです。

バツイチでも、子供がいても、持病を持っていても、少々ドジでも…受け入れてくれる人というのは必ずいるんです。自分で自分を諦めないで! 心から…そう思います。

さて…そんなパートナーに私からのプレゼント第一弾!(ちなみに私とパートナーはサプライズが大の苦手です。もう一つ言うと、いらないものをもらっても…というドライな2人なのです。)

今回は阿波座という場所にあるミシュラン1つ星イノベーティブ・フレンチを食べにいきました。

angel.dor(アニエル・ドール)さんというお店。

一言で言うならば、隠れ家的であり、そして「フレンチ???すごく美味しいけれど…フレンチのエッセンスの入った和食のよう」そんな印象です。

パートナーは食べながら

「これ、パリにお店出したら大流行りだろうなぁ」でした。(ちなみに日本でも十分流行ってて、この日も満席)

イノベーティブのお店は…やっぱり材料しか教えてくれないのね(笑)

まずはアミューズ

烏賊・菊芋・柚子を使った2品ですが…手前のアミューズは菊芋の冷製スープ仕立てなんですが、烏賊が「コリコリ」と言う歯応え。その歯応えと共に柚子の香りが広がります。絶品です。

そして奥の手で食べる料理は、これまた下のサブレ?にしっかりと甘みがあり、そして上の烏賊や菊芋や柚子に塩味と合わさった新食感!あまりの美味しさにサクサクっと2口で食べてしまったことお詫び申し上げます(汗)

これだけで、次の料理を期待させてくれます。

河豚・帆立・大根・湯葉・クレソンを使った1品。

湯葉で作った器の中に、河豚やホタテは入っていますが…実は大根が「べったら漬け」なのです。この食感がなんとも面白い!とても素晴らしいアクセントになっていました。

この辺りから何やら上品だけど革新的な「割烹」の雰囲気を醸し出すようになってきました。

鴨・海老芋・セリ・ネギを使った1品。

これは私には完全に「和」を感じました。「絶対蕎麦とあうよね!」とパートナーに言って笑ったほど!当然美味しい。私のフレンチの概念をぶっ飛ばすような…そんな料理でした。フレンチのバターの香りは何処へ…

輝くバター!

ですが…このパンとバターが秀逸でした。食事があっさりしている分、パンにたっぷりのバターを付けて食べるのです。これも計算?ちなみにこのバター…手作りかな?軽くてミルキーなコクがあって美味しすぎました。

鮮魚・蛸・キャベツ・海藻

私たちの想像を遥か斜め上に行ってくれる…私はてっきりロールキャベツ的なものが来るかと思っていたら…紫キャベツがサーモンの上に乗っている。しかも脂の乗った皮付きのサーモンのグリルとひじきや蛸と調和してなんとも。下のスープは少しフレンチ的な出汁という感じ。絶妙なバランスの上に成り立つ一皿でした。

パートナーが

「家で真似しようとしたら、大惨事になるね!」と呟いていて小さく大爆笑。家庭でできないから、食べに来るんです…

熟成豚・ごぼう・蕪の1品。

ラストのお皿は、3週間熟成した豚ということで、ただただシンプルな感想として「豚も熟成できるのね!」と…そして、食べてみて…唸りました。柔らかくとてつもなくジューシーなのです。今までの料理がシンプルだった分、この少しの脂が美味しい!しかも豚の脂がすごくあっさりしているんです。(パートナーはこの火入れ具合にご執心で、仕切りにどうやってこんな火入れをするのか教えて欲しいと、念仏のようにブツクサ言っておりました。)

そして、お店の人にこっそり頼んでいたもの。「彼は、派手な演出を嫌います。こっそりと持ってきてください。」とお店の方にお伝えしておきました(笑)

林檎・米・ディルのデザート。さっぱりとした中に、炒ったお米がアクセントになった中に、何故かしっかりとした弾力のあるリンゴのアイスが隠れているこれまた秀逸な一皿です。

お店の人が「お写真撮りましょうか?」と言ってくださって…珍しく2人で^^

大喜びな私…(笑)彼は背が高すぎて、これでも少し私の身長に寄せて低くしてくれてます。

そして最後は…

コーヒーとお茶菓子。

黒豆クリームのプチシューとピスタチオのサブレ。

このお茶菓子が…お持ち帰りできないかしら?というほどに美味しかったのです。

今までの「美味しいんだけど、最後は胃もたれするフレンチ」の概念を大きく覆すフレンチでした。

伝統的なバターたっぷりなフレンチを期待すると少しガッカリかもですが、最後まで胃もたれせず美味しくいただきたい方や「基本は和食が好き」な方、「新しいフレンチを食べてみたい」方には、もうもう大満足なお店だと思います。

関西にお住まいの方はぜひ行ってみてください!

パートナーに沢山の感謝を込めて…

いつも理解してくれてありがとう。(謎発言の多い私に…)

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2022年2月5日
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私小説 パスタとハグといい加減⑤

ランチで撃沈した私たちだけれど…街の美しさはそんなものを遥かに超えるものがあった。

当たり前のように、歩く先々にある大きな教会や小さな教会…自由な出入りの中で私は、教会の中に入るたびに、自分の何かが刺激されいつも泣きそうになっていた。

なんて美しいの…

中学校からカトリックの学校だった私は、教会は私のパワースポットだと思っている。

ここにくれば全てが許される。どんな罪をも、どんな後ろめたさも、どんな悲しみも、私ごと抱きしめてくれるような…私にとっての教会はそんな場所だ。ちなみに信者ではないのだけれど…

教会の中では、必ず跪き祈るけれど…私はあの時、何を祈っていたのだろう?まるで思い出せない…。でも、あの時の私の心が、ものすごく美しいことはわかっている。(あの時だけは…笑)

オレンジ色になる時。街は夕方になってくると、全てがオレンジ色になる。そもそもの街灯の色が違うのだ。夕方から夜はちゃんとその色をしている。これでいいのだと思う。蛍光灯である必要などない。夜には夜に色がある。私はここに来て、改めて、「夜の美しさ」を感じていた。

街の美しさが教えてくれる。私は、この時から「美しい世界で生きていきたい。」そう思っていた。

そして…夕飯は…(笑)

カルパッチョとリゾットという軽い組み合わせ…

ランチでのダメージが大きすぎて、自分達の胃腸を整えなければいけなかったのだ。

可もなく不可もない…そんな食事を食べ…だけど、帰り道に死ぬほど美味しいジェラートをまた食べ…

少しだけ暑さが和らいだボローニャの街を2人で歩いていた。

良太は、街全体を見て細部を見る。それが仕事なのだろうし、彼の癖なのだろう。

私のように感覚だけとは違う、ロジカルに街を見る。風土を…だからこその色を…整然とした建物の並び方を…緑の配置、なんの木を使っているか?そんな、色々を…

「華菜ちゃん、明日はLuccaに行かない?」

「なぁに?それ…聞いたことない」

「城壁に囲まれた小さな街なんだけど、すごく美しいみたいだよ^^電車でいけるし」

「うん、いいよ」

そんな、色気も何もないごくごく普通の会話をしてホテルに戻る。

「今日も暑かったよね」「うん、もう暑くて死んじゃうんじゃないかと思ったよ!」そんな、何気ない会話を異国の街で歩きながらする。

フロントのお兄さんが、私たちの顔を見て

「おかえりなさい!そうそう、君達にはお湯が必要だね!」と、またトレーにお湯の入ったティーポットとカップをくれた。ちょうどいい、優しさ。ホスピタリティがさりげない。これでいいんだよね。そう思わせてくれる。

そして爆睡し、次の日はフィレンツェを経由しLuccaへと向かった。

良太はフィレンツェで私に色々なものを見せたかったようだ。

ドゥオーモーまで歩いただけで私はもう、泣きそうに暑かった。本当に暑いのだ。ただ良太としても、フレンツェは特別な思いのあるところで、どうしても見せたかったのが「ポンテ・ヴェッキオ」橋だったようだけれど…

「ごめん、本当に無理!暑すぎて死ぬ!!!ジェラート食べたい!」(またかい!!!・笑)

そして、ヨーグルトベースの最高に美味しいジェラートを食べて良太の思いも虚しく、私たちは駅へと向かった。

「フィレンツェよ!また来るよ」(ちなみに雑学なのですが、リベンジという英語は復讐するというとても恐ろしい意味の英語なので、外人に絶対に使っちゃダメよ^^)

そして快適なローカル列車に乗り…

そのローカル列車から降りて、目の前に広がった景色は、ボローニャよりももっと長閑で、緑が多く、時間がゆっくり流れていた。

一目見て、Luccaが気に入り…そして、私の心をイキイキさせた…

続く

セレナ

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2022年2月4日
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自分の人生をどう創っていく?

それはどうやっても最終的には自分で決めるしかないもので、誰にも決めてもらうことは出来なくて…

保守的な意見は時に「ドリームキラー」のように、自分の心の炎を消していくけれど…

だけど、私はその「ドリームキラー達」が出てくるたびに、逆に火が燃え上がり…そして今の私が出来上がっています。(あぁ、月星座、水星牡羊座の悲しい性)

Fire Flames Warning Danger  - TheDigitalArtist / Pixabay
TheDigitalArtist / Pixabay

「ドリームキラー」は、あなたの本気を試してくれる存在であり、あなたの失敗を見たくないという、愛ある有難い存在。でも、うざいんだよね^^わかる。

19年前、私が占い師になろうと決めた時、何人の人が

「占い師だけで生きている人が一体何人いると思うの?」と猛反対しました。

その言葉を聞き、少しは落ち込み、でもすぐに奮起して…「だとしたらその数少ない数人になったらいい!!!」と思ったものです。若いなぁ(笑)

でもね、普通の事務仕事なんてしたらドジばっかりだし(かつて銀行員だったという奇跡的な私ですが、ずっと嫌すぎて難聴気味でした)、私ができるものといえば接客業のみでした。でも、息子が小さい。この子達と離れたくはない、本気の本心で、それが純粋な理由です。

いつだって、そばにいてあげられる仕事。(実際は占い師を始めたら…いるだけで、いつも電話片手に恋愛の相談を受けているお母さんになったのだけれど^^;)

でも、色々と過酷な仕事の中で、目の前で息子の笑顔を見ることができたのは、本当にこの仕事を選べたおかげだと思っているんです。それに「この子たちを育てなくちゃ」と思うから、仕事に対してすごく真剣だったし貪欲だった。あの頃からのお客さまが今もいてくださることは本当に私は幸せだと思います。

Woman Smile Model Night Evening  - devran_topallar / Pixabay
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あの頃からのお客さまは、息子達のことを

「いつもマンションの前で大きな声で挨拶してくれましたよね」

「駅までの道を教えてくれましたよね」

と言ってくれます。

そのころはサロンをしていたのですが、横浜の高台にあり駅までの近道は、かなりの「獣道」でした(笑)あの「獣道」をたくさんのお客様が歩いたかと思うと申し訳ないやらおかしいやら…本当にすいません…しかも、息子は山猿のようにその「獣道」を爆走していましたが、大丈夫でしたでしょうか?(嫌、もう遅いってね・笑)

私が自分の人生で誇れることは「全部自分で決めた」ということです。

もちろん、相談した事もあった。泣いた事もあった。でも相談するたびに人はそれぞれの見解を言うんです。

だから私はお客さまや友人が、究極の局面を迎えているときはいつもこんな風に思うんです。

「今、ドラマでいえば最高に面白い地点の始まりにある。だから、その脚本をどう書くかはあなた次第。あなたが美しい脚本を描くのか?泥臭い脚本を描くのか?あなたらしさがあればそれは美しい。私はいつだって、そのドラマの続きを楽しみにしている!」と。

Tears Crying Woman Postcard Sad  - Viki_B / Pixabay
Viki_B / Pixabay

お客さまはドラマの主人公です。占い師の私は助言をする、通りすがりの脇役です。でも、できればあなたの人生の名脇役でありたいと思いつつ、仕事をしています。

あなたの人生は、あなたが思っているより素敵なんです。病気になっても、失恋しても、離婚しても、結婚しても、不倫しても…あなたは、あなたの人生というドラマを喜劇にするのか、悲劇にするのか、それともフランス映画のようにふわっと終わらせるのか、インド映画のように最後はとりあえず踊るのか?

Bodoland India Women Girls Dancing  - 12019 / Pixabay
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なんでもありってことなんですよ!だって、あなたの人生なんですから^^

今どんなに辛くても、あなたが美しく自分のドラマを描くことができるんです。

私はどんな時も、あなたを見つめています。

愛を込めて…

セレナ

いつも「私小説」ばかりだと飽きてしまうと思うので(笑)1日おきくらいにしますね。考えてみると旅に興味がない人はつまらないよね^^

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2022年2月3日
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私小説 パスタとハグといい加減④

ボローニャの街を、ただただのんびり歩いていた。

想像を絶する美しさ、ボローニャに行くまで私はヨーロッパはパリしか行ったことがなかったけれど、まず街の色が違う。人間の距離感が違う。言い方が少し悪いかもしれないけれど、ここは「田舎の長閑さ」を持っている。

道路の端から、道の向こう側にいる友人を大声で呼ぶ男性。そして道路を渡ってハイタッチしていたり、時にはハグをしていたり…まるで数年ぶりに会った友人のように、いや、実は私は「ねぇねぇ、ゲイが多い国なの?」と普通にパートナーに質問したほどに、男性たちのスキンシップが多めだ。(後にインドに行って、こんなもんじゃないと知ることになるのだけど…)

パートナーはごくごく普通に

「もちろんどの国にも一定数はいるけれど、ボローニャはゲイが特別に多いってことはないと思うよ!ただ、国民性なんだよね、かわいいよね、あんなに喜んで!きっと、昨日も会っていたりするんだよね〜!」

このパートナーの言ったことも、その後パレルモへ移動したときに痛感することになる…笑

それにしても暑い。暑さがちょっと尋常じゃない。

そして、その暑さと比例するように至るところにジェラート屋さんがあって、私を誘惑してくるのだ。そしてそれは私だけではなく、ボローニャの人たちや他の観光客の人たちも同様でジェラート屋さんにはいつも人だかりが出来ている。

「ねぇ、食べたい」

「もう少し先にもあるよ」

「ねぇ、ずっとあるじゃん。もう食べようよ!」

そんなやり取りをしながら、私は一体何度ジェラート休憩をしただろうか?そしてこれがまた、とんでもなく美味しいのだ。暑くて溶けてしまうから食べるのに必死であまり写真がないことが恨めしい。

空の色が違う…建物の色が違う…陽気さが違う…

今までの私の旅は、「日本がそのまま、外国に来て便利に観光をする」という事が多かったのかもしれない。

連れて行かれるまま、用意されているものを食べて、それで外国に行った気になっていたのかもしれない。

「暑いなぁ。華菜ちゃん、お昼は何食べる?」

そういいながら、街の中心の広場のほうへ歩いて行った。

「食の都ボローニャでしょ!!!もう、何食べても美味しいに決まってる!」

私たちはウキウキしながら、賑わっているトラットリアに入った。そして、適当に2,3品注文したのだ。

まずはトマトとモッツアレラのサラダ、カプレーゼ。トマトの美味しさに衝撃を受ける…

今まで食べていたトマトは何だったんだろう?酸味がしっかりしていてしかも甘いのだ!!

そして次に来たのは豚肉のローストのような?そんな見た目のものだった。美味しそう!!!

食べて…そして、パートナーを見つめ…「良太、これ…ちょっと、いや、かなりしょっぱい。塩漬けみたいだよ。」

そう、まるでカルボナーラに入れるパンチェッタの塊のようなのだ…

「どれどれ」食にはいつも興味津々の良太が、一口食べて

「うわぁ…これは、すごいなぁ」。かなりの衝撃を受けていた。

そして最後に来たのが…

イタリアには沢山の種類のパスタがあり、これも確かボロネーゼ風のパスタだったと思うけれど…

いや、味濃い!!!豚の塩漬けの後に、この濃い味のパスタはどうにもキツイ。

周りを見渡すと、みんな普通に私たちのような食事に、そして更には生ハムなんかも食べたりしている。

軟弱日本人の私たちは、最初の外食で撃沈…

「夕飯はあっさりしたものにしようね^^;」と、胃をさすりながら言い合った。

ボローニャは「食の都」でもあるけれど「肥満の都」でもあると知ったのはその後だった。(そりゃそうだよー)

続く

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2022年2月2日
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旧正月でしたね!おめでとうございます!

2月1日から春節でした^^

私は、中国と日本のハーフのお知り合いの方から1日に「今日はお正月ですよー」と教えていただきました。

私は算命学の観点から「超待ち望んでいた」のに…イマイチわかっていませんでした^^;

いよいよ、60年に一度の私の年が回ってきたわけなのですが…

いくつかお知らせいたしますね!

まず、関東出張のことですが…本当にずいぶんと悩み…どうするのが正解なのかは正直わからないのですが…(私自身は通常の対策をしながら、普通に一人カフェなどしていますし)

ですが、私だけの問題ではなく…ご予約くださった方の中には、体がそんなに強くはない方もいたり、東京の方が多いので、私は横浜に滞在しているので県を跨いでしまいます。

もう本当に悩みに悩んで…今回は見送らせていただきたいと思います。ご予約くださった14人の皆様申し訳ありませんでした。そしてその方たちには「一度のみ使える、鑑定1時間5,000円」もしくは「5,000円の水晶ブレスレット」をプレゼントさせていただきます!

Christmas Background Christmas  - Alexandra_Koch / Pixabay
Alexandra_Koch / Pixabay

だって…本当に心から嬉しくて、私も会いたかったし、今だってもちろん会いたいです。長いお付き合いのお客様が多く、悩みがなくても来てくださるような…そんな優しさに感動しました。

もちろん…今回「ワクチン接種された方限定」としたことで不快に思った方もいられたかと思いますが接種されていない方も「本当に残念です」と言ってくださって、私のお客様は攻撃的な方やワクチンに対して持論を展開する方が一人もいなかったのでありがたかったです。

難しい世の中です。どれが正義でどれが間違っているのかわからない中だからこそ、自分の主張を強く相手に押し付けない世の中であったらいいなって思います^^

Girls Friends Communication  - Pita13 / Pixabay
Pita13 / Pixabay

そしてもう一つお知らせです!

今すぐ鑑定(即鑑定)を再開いたします! ですが、少し制限がありまして…

13:00~17:00の平日の間は、急な鑑定に可能な限り対応いたしますね!

また、どうしても夜しかダメなOLさんなどは前日までにご予約いただければと思います^^(当日でもダメ元で言ってくださると嬉しいです)

Boy And Girl Talking Through Can  - 7089643 / Pixabay
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そして、色々な方の話を聞いていて、今はすごく「お金」に対する悩みがとても多いように感じます。同時に「離婚ラッシュ」でもあるので(なぜだろう???)女性たちが「もう、いい加減黙っていません」となっているように思います。

もちろんスキルアップして地に足を付けた自立は引き続き応援していきます!

ですがそれだけではキツイ事もあります。私の場合、玄関に大きなクラスターがあったり…素敵な絵画があったり、生きている花や枝ものをは欠かさなかったりという開運、運気アップはしています。

それは自分のモチベーションを思い切り上げてくれます!

今月は「みんなが気軽に手が出せる金額の、それでいて美しい原石」を販売いたしますね!(頑張ります!)

持っている原石も「なんとなく疲れているなぁ」と見て感じたり、それを見ても自分のモチベーションが少しも上がらなくなった場合はお役目が終わったのかもしれませんし、その子と波長が合わなくなったのかもしれません。

そういうことはよくあって、私はものすごく上品で繊細なリモージュの食器をずっとコレクションしていましたが、急に波長が合わなくなり…今では作家物の陶器のマグカップだったり黒い骨太なお皿を使ったりしています。

それで飲むコーヒーの美味しさったら!!!

また、山口一郎さんという画家さんの絵画と出会ったときは、もう衝撃すぎて…

「どうしても原画が欲しい」となり、迎え入れ、そこから私は家が益々居心地よくなりました。

何回、見に行ったかわかりません。最終的に、パートナーを連れて行って、自分達の未来まで連れて行ってくれる子を選びました^^

自分の事は、案外自分が一番わかっているものです^^

そして、使わなくなったパワーストーンの処分方法ですが…私もいろいろ調べましたが「白い紙に包んで一般ごみに」で大丈夫なようです。詳しくは、お住まいの自治体に聞いてみてください。パワーストーンは本来は自然なものなので…私の昔の知り合いのスピリチュアルな偉い方は「海や山などに戻して下さい」と言っておりましたし、私もそれを信じておりましたが「不法投棄」となるようです…

また、自分の庭がある方はそこに埋めても大丈夫です!

ではでは、そんな感じで今年もよろしくお願いいたします!

(また、現在私小説を連載しておりますが…笑 一度書いてみたかったんですー!名前などは変えていますが、ほぼほぼそのままです。)

セレナ

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2022年2月1日
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私小説 パスタとハグといい加減③

時差ボケだったのか…やけに早く目覚めてしまった。

良太を起こさないように、カーテンをそっとめくって外を見る。

「あ…」

あまりの美しさに、良太を起こさずにはいられなかった。

「ねぇ、起きて!!!本当にすごいの!!!信じられない!!!!!!」

良太の唯一の欠点と言ってもいいだろう。彼はものすごく寝起きが悪い。

仏頂面でひどく迷惑そうだった。それでも私の興奮っぷりにゆっくりと目覚めた。

あの頃の彼は、普通の煙草を吸っていたので(今は電子へと変わったので、匂いは全くなくなった)ベランダのある部屋を用意してもらっていたのだ。

彼は煙草を持って、ベランダへと向かった。

「この国の色は土の色なんだな。そしてその国の土の色に抗おうとしないから美しいんだよ!」

きちんと専門的に分析していたけれど、彼も相当興奮しているのがわかった。

彼は、美しくないものを見ると心底ガッカリした顔をするから…(ただし、とても不思議なのだけれど…例えばインドのスラムや、アフリカの雑多な感じ、ベトナムのお風呂の椅子のようなものが歩道にあっても、特にそこにはガッカリすることはない。そこには深い歴史や社会的背景、人々の文化があるから納得しているのだ。)

私は彼の、明確な「美しいもの」「そうではないもの」を感覚的に理解ができるので、その部分では気が合っていると思う。

私はひどくお腹が空いていた。

このプチホテルは朝食付きをお願いしていたから

「もう限界、お腹が空いた。飛行機や電車や時差ボケなんかでよくわからないけど…でもお腹に何か入れたい!」

それには良太も同意だったらしく(2人の腹時計はいつも似ている)2人で適当に用意して食堂へ向かった。

そして、食堂に着いた途端…夢のような可愛さに「ひゃー」と言う変な声が出てしまった。

豪華なホテルは何度も行った。食べきれないようなビュッフェのホテルも沢山あった。

でも、そういうホテルとは真逆の「愛のある可愛いビュッフェ」が並んでいたのだ。

私の心は「憧れのヨーロッパ」をただただ感じていた。5つ星ホテルでもない。フロントも小さくてエレベーターもなくて…でも、私はこう言う世界が大好きなんだ。

そうはっきりと認識した。

でも…ひとつイタリアで大きな自分の欠点を知ることとなった。

「この国のコーヒーを飲むと具合が悪くなる」…

すごく美味しい!すごく美味しいのに、しばらく経つと強いカフェインのせいで急に頭がクラクラしだすのだ。

途中から良太も

「美味しいからって調子に乗って朝から2杯飲んだら胃をやられるなぁ」と。

恐らく焙煎の問題だろう。でも、飲まなきゃいい。それで解決した。

私はそれがわかってから、オレンジジュースか紅茶を飲むこととした。

そしてもうひとつ、見るからに美味しそうなスイーツのようなパン…これはもう強烈に激烈に甘い。

発展途上国のスイーツの甘さとは質が違うのだけれど(あれは脳天貫くから)、初日に浮かれて色々食べてみて、学習した。調子に乗って、お皿に乗せると大変なことになる…笑

存分に食べ、いよいよボローニャ観光の開始だ!

この時私は…ヨーロッパが熱波に襲われていると知る由もなく…

超ご機嫌に出かけたのだ。

続く

セレナ

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2022年1月31日
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私小説 パスタとハグといい加減②

ミラノマルペンサ空港に到着してから…まず感じたことは「なんだか思ったより暑いなぁ」と言うこと。

そう、後々この暑さが増しに増して私を泣かせることになるのだけれど…

渡されるままに水を飲む私、飛行機の中でもそうだけれど水分を多めにとっておかないと命取りになることが多い。エコノミー症候群も、水分を多すぎるほどとっておくとなりにくい。(浮腫むけどね)

まるで、いつも使っているかのようにミラノ駅行きの電車に乗り込む良太。

彼にとってはもう数回目のミラノだ。そしてさらに、外国という線引きが私よりもずっとない人だから、緊張したり恐怖もない。ただ、もちろん日本と違う治安などはわかっているから、いくら先進国と言っても気を抜くことはない。

そしてあっという間に到着したミラノ駅。

「嘘でしょ…これが駅なんて!!!」

私は恐らく、普通並には海外に行っている人間だと思っていた。でも、思い出してみれば…空港までお出迎えがあったり、ツアーバスに乗ったり…そうじゃなくてもすぐにタクシーに乗ってしまっていた。わざわざ駅で切符を購入して旅をするなんて、語学の苦手な私は到底無理だと思っていたし、最初から諦めていたのだ。

これって…この駅って…駅だけのための建物なの?

歴史を感じるだけではなく、窓から入って来る採光、絵になる階段、そこにいるおしゃれな人々、バルやカフェの数々。もう、ここで数日過ごせるじゃない!

そう思ったのも束の間、良太が悲しげな顔で

「あー、華菜ちゃんごめん!フレッチャ取れなかった…ローカルの急行列車になっちゃったよ…」

申し訳なさそうだけれど、私にとってこの素晴らしいロケーションをゆっくりと眺めながらの列車の旅も素晴らしいものに感じてならなかった。フレッチャとは、時速300キロも出る日本で言うところの新幹線みたいなものらしいけれど、それには早く着くという利点があり、ローカル急行にはのんびりと景色を楽しむという利点がある。

急ぐ旅ではない…しかも悪気があっての失敗ではないのだから…

そして…最初の小さなハプニングもあった。

列車40分出発遅延…笑

日本は40分遅延したらTwitterで大騒ぎだろう。私たちはミラノ駅で夕食を食べのんびりと待っていた。

そしてローカル列車に乗った途端、私の心は舞い踊ったのだ。

「あ、憧れのお部屋になっている列車だ!!!」

私は嬉しさのあまり、終始笑顔だった。3時間のミラノからボローニャの列車旅。

途中、プーリア地方の自宅へと向かう日本のアニメ大好き青年と会い、ドラゴンボールの話をしたり…

少し眠ってしまったりで、気がつけばボローニャに到着だ。

夜に到着だから暗くてよくわからなかったけれど、とにかく街灯がオレンジ色で温かみあった…

夜の9時、地図を見ながらホテルへ向かう良太を見て改めて、この人は生きる力のある人だと思っていた。

そして、到着したホテルは小さくて、親切で、シンプルで、可愛くて…

そんな私の小さい頃の夢が詰まったようなプチホテルだった。電気ポットがなくて、部屋でお茶をのみたいのだけどと小さなフロントの紳士に聞くと、「ポットはないんだけど、ちょっと待ってね」と言って奥に消えたあと、可愛らしいティーポットにお湯を入れ、カップをトレイに載せて現れた。

何もかもが部屋に置いてあるホテルに慣れすぎている私たちだけれど、こんな風に嫌な顔ひとつせず、しかも堅苦しくなく陽気にお湯をくれるボローニャ紳士を私はすぐに大好きになった。

まぁ…その後、そんな陽気さにズッコケる事も多々あるのだけれど…

その日は疲れて、倒れるようにベッドの中に沈み泥のような眠りについた。

寝心地も最高。それよりもフラットな場所で眠るって素晴らしい…笑

エコノミーでの移動12時間、電車でトータル4時間座っているとそう思うのだ…

続く

セレナ

2022年1月30日
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私小説 パスタとハグといい加減①

今から4年前になるのだろうか…

付き合ってまだ1年ほどの恋人と共に、無謀にも2週間のイタリア旅行に出かける事となり…気がつけば関西在住の私たちは、成田からアリタリア航空に乗っていた。

食の都イタリアなのだから、どれだけ機内食も美味しいのかとワクワクしていた自分が悔しく感じるほどに…一つに固まってまるでラザニアになったようなトマトソースのマカロニと…パサパサのパンが出てきた…

おまけにお酒は、ワインと2種類のビールしかない…

航空事情に詳しい(というか世界事情に詳しい)恋人は仕方なくテーブルの上に並べた3杯の赤ワインを飲みながら「これだから何回も潰れちゃうんだよな」(ちなみにこの会社はついに、2021年10月に破綻し別会社の国営企業になった。)と苦笑いしていた。これから2食ほど…この機内食を食べなければならないと考えると少しブルーになる。元々私は機内食に甘い方で、多少は美味しくなくても「当たり前」と思って余裕で食べられる。でもアリタリアに関してはそれを遥かに超える…想像を絶する…はい、これ以上は言葉は控えさせていただきます…(正直、おむすびが一番美味しかったです)

私と恋人の良太はバツ1同士で、お互いが既に自分の生き方みたいなものを持っていた気がする。だからこそ、過度に相手に期待する事もなく、4年前のあの頃は18歳と22歳の息子がいる私と、子供がいない良太はそれぞれを尊重しながら過ごしていた。(驚くことに、今もまだあの頃と全く変わらず、恋人でいるけれど)

良太は私にはよくわからないけれど、スケールの大きな仕事をしていた。

だからこそ、世界を見たい感じていたいと常に思っているようだった。私は無条件に彼の揺るぎないセンスや考え方に共感したり、刺激を受けていた。

若い頃はバックパッカー、そして今はそこまで過酷な旅はしなくても、豪華な旅とは程遠い…現地に行けば現地の物価で生きていける人だ。

私は、彼とは全く違う畑の「占い師」と言う仕事で生きていた。31歳の離婚した時から、ずっと女性たちの悩みを聞いて生きてきていた。「占い師」と言う仕事を、怪しんだり、中には怖がったりする男性が多い中で良太だけは「プロフェッショナルな仕事だよ」と尊敬してくれた。そしてその尊敬は私の仕事を見るたびに増すばかりだ。ありがたい存在である。

私たちが目指す場所はまずはボローニャ。そのためにはまずはミラノのマルペンサ空港へと向かう。

「華菜ちゃん、もうすぐ到着だよ!ミラノが見えてきた!」爆睡している私を揺り起こした良太の顔は既に旅人の顔だった。

そして思っていたよりずっと暑い空港へ降り立って、ミラノ駅へ電車で向かったのだ。

続く

セレナ

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