誰もが愛と豊かさを手にするシンプルな方法 our process of love and abundance

旅人占い師(カウンセラー)セレナのofficial blog

2022年3月13日
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例えば「優しい嘘」も…

正直が美徳と言えども…あまりに真っ直ぐすぎる言葉は、刃物のように心に刺さる事があります。

親しき仲にも礼儀あり…。言葉とは、その人の心にいつまでも残り消し去ることが困難な事があるのです。

言った方は忘れやすいものだけれど、言われた方は永遠に忘れず、時にその言葉が自信喪失に繋がりかねないのですから…

Mathematics Geometry School  - geralt / Pixabay
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私は占い師なので、基本的には「嘘」は言いません。でも、言い方をものすごくオブラートに包んだり、時にその人の主張を「全面的に受容」する事があります。それは、言葉の効力を誰よりもわかっているからだと思うのです。

最近…すごく気になる情けない男性達…

自分の今の状況を、恋人やパートナーのせいにして「俺は悪くない」と主張する。唖然とします。しかも、そのストレートすぎる言葉達は、女性達の心をズタズタに傷つけ、本当に魅力的な女性達の自信を喪失させるのです。

Dive Snorkel Boy Underwater Blue  - BKD / Pixabay
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このような強い主張は、案外「自分を守りたい」人に多いような気がしています。それはとても厄介で「相手を傷つけてでも、自分を守りたい」という思い。

とても弱い人たちなのだと思います。

今の時代、男女は平等で…だからこそ「男らしさ」や「女らしさ」などという言葉は使ってはいけないのかもしれないけれど、私個人の考え方としては、その言葉を全身で受け止めて、泣いて、そして立ち上がってきた女性達の「かっこよさ」の勝ちだと思っています。

別れ方にもルールがあり…喧嘩にもルールがあり…少しの「優しい嘘」があるといいなぁと思うのです。その嘘は「人への普遍的な愛」ともいうのかもしれません。

原因他人論ではなく、いつだって「原因自分論」で生きていきたいものです。

セレナ

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2022年3月12日
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私小説 パスタとハグといい加減(20)

離陸して11時間…(体感4時間)

久しぶりに日本に降り立った。

まず、トイレに行って思う。なんて清潔なんだ!便座がある!暖かい!(イタリアはなぜか、便座がない所が多かった。中腰で用を済ませる通称エアー便座…笑)

そして…成田のビジネスホテルへと向かった。

Building Shop Cafe Shopping  - Johnnys_pic / Pixabay
Johnnys_pic / Pixabay(イメージ写真)

あー…懐かしのコンビニ!日本にいるときは、コスパが悪いからほぼほぼ利用しないけれど、無性におにぎりとカップヌードルが食べたくなった。

そして、意味なくお菓子を色々買ったりしてみる。

Ramen Instant Ramen Instant Noodles  - nickhvk / Pixabay
nickhvk / Pixabay(イメージ写真)
Rice Ball Food Meal Japan  - sayama / Pixabay
sayama / Pixabay(イメージ写真)

日本独特の無駄のないサービスと、そして完璧なまでに必要なものが揃えられているビジネスホテルにあらためて感動する。もちろん、無駄にハグもなければ、フロントのお兄ちゃんの歌を聞かされることもない。いや、もしそんなホテルマンがいたら間違いなく大問題だ!

ここで生きて来た私、すぐに日本に溶け込むけれど…なんとなく寂しさを感じる。あの愛あるいい加減が恋しくなる。あまりの予定調和に…悲しくなるのだ。

それでもおにぎりとカップラーメンを良太と二人で「おー、久しぶりだと美味しいねぇ!」と言ってみたりする。

ある意味、全てにおいて優等生な日本であり、ある意味、全てにおいて冷たさすら感じてしまう日本。日本のサービス水準は世界でも非常に高い。いや異常なほど高いとも言える。

でも…これは私の主観なのかもしれないけれど…完璧な落ち度のないサービスよりも、適当で愛のあるユニークなサービスを求めてしまうのだ。一度経験してしまうと、物足りないのだ。この日私達は予定通りのお風呂に入り、完璧な睡眠を取った。そう、それが日本だ。ある意味それは、とてもすごいことだ。

朝早いジェットスターのフライトだったので、早起きをした。そして昨夜コンビニで買っておいたサンドイッチを食べた。そうそう、この味!ものすごく美味しいわけでもなく、食べられないほど不味いわけでもない味^^この平均点を狙ってくるところが日本らしい。

ホテルには、コーヒーの(紙コップで出てくる)自動販売機があったので、良太が買って来てくれてささっと済ませた。

有難いことに「無料送迎バス」あり、それに乗って成田まで行った。日本は全てにおいて親切である。

そして成田に着き、良太は食べ足りなかったらしく、フードコートのちゃんぽんを食べていた。私は一口だけもらった。

ジェットスターの乗り心地があまりに悪く…181センチの良太には、気の毒すぎたけれど…なんだかんだで関西国際空港(KIX)に到着した。

ここに到着して、ものすごくホッとしたことを覚えている。

私はあの頃、まだ関西に移り住んで4年ほどだったけれど…私にとってここはもう故郷なのだと感じた。肩の力が抜ける。

旅が…終わった。

〜あとがき〜

振り返ると…書き忘れていたことが沢山あって、あんなこともあったこんなこともあったと、読んでくださっている方には些細なことで…でも私にとっては、とても重要な出来事などや宝物な思い出がポロポロと出てきます。

例えば…今でも宝物のように使っている世界で一つのマフラーは、シチリアの熱波の中で購入したものです。普段は路面店になんとなく入ることなど絶対にない良太が、引き寄せられるように入ったアトリエ兼お店。そこの女性の作品でした。でもクレジットカードが使えないということで、良太がATMを探しに出かけ、その間、英語がそんなに得意ではないお姉さんと、さらに得意ではない私が二人で身振り手振りで会話をするという時間があったり…(笑)

でも、人間同士はなんとかなるもので…あの時感じたのは「伝えたい」という事、「聞き取りたい」という事が二人の心にあったように思うのです。

私たちが行った時、とにかく強烈な暑さの中だったけれど…でもだからこそ「また、行くぞ!」という思いがあります。

生きている限り、旅人でありたいのです。

イタリア回想記録をどんな風に書こうかと悩み、思い切って私小説にしてみました。イタリアは個性的な人ばかりで、チャーミングで、憎めなくて…4年前のことをパートナーと思い出すことは、楽しい作業でした。

そんな作業をしているうちに、ロシアのウクライナ侵攻という悲しい事が始まったり、かと思えばここ最近はどんどん行ける国が増えてきて、私とパートナーは遂に今年は旅に行く事ができるかもしれません。

それでも、この2年強は、沢山の今までの旅達が私たちの支えとなり、思い出が(過去が)どれほど大切なものかを知る事ができました。だからこそ、いつの日か二人で旅ができなくなった時も、その思い出話が私たちを旅へと誘うのだと確信しています。

辛いこともある、悲しいこともある、ハプニングもある。でも過ぎてみれば笑えてしまう。そう、人生そのものが旅なのだから…。

二人で、どんなことも乗り越えられたから…こうして今も横にいるのだと…

ただただパートナーと、ユニークで美しいイタリアと、ありがたくも読んでくださった方に沢山の感謝を…

セレナ

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2022年3月11日
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日常という名の奇跡

私がよく見ているYouTuberさんがこんなことを言っていました。

「やりたいことが見つからない人、それは実はすごく幸せなことなんだ。それは沢山の選択肢があり、その中でまだ見つからないということだから。世界中の貧しい子供達、スラムにいる子供達はそもそもその選択肢を知ることすらない。」と。

その人は旅人です。

旅をしていると、私も驚くような状況に出会うことがあります。

その度に、「私にできることはなんだろう?」と考えては見るのだけれど…結局のところ、はっきりとした答えはないのです。

私は占い師で、多くの人の様々な悩みを聞いています。

中には「死にたい」と泣いている人もいます。

世界には、本当に社会の情勢的な事や、貧しさで「死と隣り合わせ」の人々もいます。でも日本のように一見恵まれたように見える国にいても…心が死んでいく人もいるのです。

私はきっと、旅をしながらずっとこのこと事を考えるのかもしれません。

そして私はずっと、一生旅をしながら「占い師」でいるのだと思います。

世界から日本を見る、世界から日本人の悩みを聞く。

今日は3・11の日だからでしょうか…より一層、自分の未来を考えました。過去を見つめ、未来を見ながら今を生きる。

ただただ今日は合掌…

セレナ

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2022年3月10日
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私小説 パスタとハグといい加減(19)

空港に行くのにテルミニ駅へ向かった。ここから切符を券売機で購入して、電車で空港まで行くのだ。

ポストのような券売機だったような気がするが、良太は手慣れたものでお財布を出して購入しようとしていた。そして、そのまさにその時だった!

突然に謎のおじいさん登場… 誰やねん…

そして、この身なりもこざっぱりした謎のおじいさん、良太に券売機の使い方を聞いてもいないのに切符の買い方を勝手にレクチャーしボタンを押し…そして5ユーロを要求してくる(笑)ここまで図々しいというか、頼んでいないチップの要求も珍しく笑いすら出てしまう。良太も必死に笑いをこらえていた。

最初は英語で断固拒否していたのだけれど、良太が根負け…後にも先にもこの意味の分からないチップを払ったのはこれが最初で最後かもしれない。いや、正確には1ユーロ渡して強行突破したような気がする。いずれにしてもなんだか憎めないおじいさんだった。

「何だったんだ!」と二人で大爆笑。

確かにあの手この手でチップを要求されることは海外に行くと多い。

例えば「トイレットペーパーおばあさん」。途上国で多いのだけれど、空港のトイレで手を洗っていると親切に手を拭くトイレットペーパーをくれる。でもこれは絶対にもらってはいけない。高いトイレットペーパーになってしまう!(笑)

インドの話はインドの回想記で書くけれど…彼らのチップ要求も面白い。どちらにしても、みんな生きるために、くだらなく見えることを必死でするのだ。彼らはそうやって生きているのだし、でもだからと言って私たちが多めにチップをあげる必要などない。それは、元バックパッカーだった良太に習ったことだ。豊かな先進国の人間たちが自分たちの物価でお金を渡すから、彼らの金銭感覚を確実に狂わせてしまうし結果として物価も上がってしまうのだ。

国々の物価に頭をシフトチェンジしなければいけない。

Train Station Station Tuscany  - macgraff58 / Pixabay
macgraff58 / Pixabay

そして電車に乗り無事空港に到着した。

なんだか無性にハンバーガーが食べたくなって二人でシェアして食べることに。

これがもう…ハーブの香り、美味しいオリーブ、フレッシュな野菜…こんなに健康的なハンバーガーも珍しいのではないだろうか?最高に美味しかった。

ジャンクフードというのは「わかりやすい美味しさ」だと私は思っているのだけれど、これはしみじみと美味しい。

また食べたいと素直に思う。ジャンクをほとんど食べない良太が唸っていた。

そして、全く買い物をしない私たちなのでDUTY FREEも見ずに、ずっとのんびりと空港を楽しんでいた。

そして…ついに時間になって…

飛行機に乗った。私たちの旅がもうすぐ終わる。

座席に座り…成田へ向かう…

たった2週間弱のイタリアなのに…色々なことが思い出される。

そんな私の思いをよそに…機械的に運ばれる機内食よ…

行きより全然マシな機内食が運ばれてきた。

「おー!久しぶりの白米!」それにしてもなぜ機内食には「パン」が付いているのだろう?そしてどうして誰も疑問を感じないのだろう?(でも、機内食が最高に美味しくない時は、このパンに助けられることもあるから、そのためかな?)

さぁ…あと8時間後には成田だ。

食べ終わり…寝付けず4杯目のワインを注文する良太を尻目に、予想通り眠りに落ちた。私の海外のフライト時間は爆睡できる分、他の人より体感は短い。特技だと思っている…(笑)

続く

セレナ

いよいよあと1話で終わりです。この初私小説を頑張って読んでくださった方…ありがとうございます(涙)

4年前の事を思い出す作業は、大変な反面パートナーともう一度イタリアの旅をしているかようでした。

彼の知識と記憶力に感謝です。

イタリアでの最後の晩餐の2品。書き忘れてましたが絶品でした。

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2022年3月9日
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幸せは伝染するという事実

脳科学者の中村信子さんの話によると…「運の良さや幸せは伝染する、だから付き合う人や友達は選んだほうがいい」という事でした。

「幸不幸はみんな同じ量だけやってきて、だからその人だけが運がいいとか悪いとかは本来はない。でも、そう感じるのはその人の考え方にある」とも言っていました。

例えば、私はバツ1です。そして、今の私はこんな風に思っています。「かわいい子供がおかげさまでいる。そして今は新しいパートナーがいる。だから過去の結婚も、全部私にとって必要なことだったなぁ!」と。

考え方が能天気な人のそばにいると伝染する…。考えてみると、お客様の中でも腹筋崩壊するほど笑いが止まらないお客様がいます。彼女は幸せ体質です。(時々暇つぶしに電話が来るのです・笑)

自分が人生のどん底にいるとき、どん底じゃないにしても落ち込んでいるときは幸せな人の話は聞きたくないものなのかもしれません。でも、その幸せな人だって、色々を乗り越えて幸せを掴んでいるのだとすると…祝福してあげて、ついでに幸せのおすそ分けをもらおう!と思うことが出来るのではないでしょうか?

(美しすぎる写真。Lidaさんと娘ちゃんが私が作ったブレスを持ってくれている。涙が出るほど美しく嬉しい。)

大好きなお皿を割ったとします…私なら「絶対に私の身代わりになってくれたんだ!」と思う自信があります^^

でも「あー、高かったのに…最悪だぁ」と思う人もいますよね?

そう、全ては考え方ひとつなんです。

周りから見たら、私はどうやらすごい人生らしいし(笑)私もそう思います。なんだか壮絶な人生だなぁと。でも、だからこそ…今はこんなに幸せだし、些細なことにも喜びを感じることのできる人間になりました。人の幸せを喜び、悲しみは涙するようになったのです。私の人生は、元気で若いうちは苦労をして、後半はその分幸せなようです^^これまた最近は「運がいい、若い時なら乗り越える元気がある」と思えているんです。

誰かからのアドバイスが欲しいときは、幸せを掴んだ人に聞いてください!

彼女たちは「コツ」を知っているし、それだけじゃなく脳科学的にも伝染するのだから…

「周りにそう言う人がいない!」ならば…憧れの芸能人でもいいそうです^^

私はいつも、石田ゆり子さんのInstagramを見て幸せに浸ります。彼女のセンス、言葉選び、優しさ…見ているだけで「こうなりたい」と思えるのです。大事なのはそこなのかもしれないですね。

もう一度言います、全ては考え方ひとつなのです。

セレナ

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2022年3月8日
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私小説 パスタとハグといい加減(18)

ローマ3日目の早朝…朝の弱いパートナーが珍しく笑顔で起きている。確か5時くらいだった。ホテルの外に出たら、今までのイタリアとは思えないほど涼しく、そして人はほとんど歩いていなかった。

街はまだ目覚めていない。そんな静けさだった。

地下鉄に乗り、気持ちのいい朝を堪能しながらトレビの泉へ向かった。

「こんなに静かなトレビの泉は初めてだ!」と良太は衝撃を受けていた。私にとっては初めてのトレビの泉。大好きなローマの休日の映画で見た「あれ」をしなくてはいけない^^

はい!お約束ー^^

コインを投げる。後にコインにも投げ方があると知ったけれど…私は取り急ぎやってみた感じだった。良太の満面の笑顔がとにかく忘れられない。この人は本当に父親みたいだ。私に全ての体験をさせたいんだ。

あまりに人がいないトレビの泉。

コロナ最中ではないですよ^^4年前ですから。とにかく早朝がオススメであります。

涼しいというのは、ただそれだけで心に余裕ができる。イタリアの熱波はそれほどに私に打撃を与えていたのだ…。ゆったりとしている自分、呼吸がしやすい外歩きは久しぶりな気がする。

良太もご機嫌の私を見て満足そうだった…彼は本当に前世はお父さんじゃないだろうか?

そして「ここから歩いてすぐにスペイン広場だからね^^華菜ちゃん、がんばって歩こう!」と。あのオードリ・ヘップバーンがアイスクリームを食べたあの場所だ!!!(ちなみに今はアイスクリーム禁止)

私はワクワクして出かけた。私はオードリ・ヘップバーンの若い頃も晩年も、とにかく生き方までもが大好きだ。あんなに美しく、地位も名声も財産も全てがあったオードリー、晩年はユニセフで広告塔となり多額の資金を集めた。実際に現地に赴き、戦火の子供たちを抱きしめていた。口だけではない、有言実行の女性だ。

「自分が有名だからこそ出来る事」をしたのだ。考えただけで涙が出るほど感動する。

いつまでもいつまでも、こうしていられるほどに気持ちがいい。

この日、私たちは日本に帰国する。良太との長い旅が終わる。暑かった、美しかった、美味しかった、歩いた、沢山のハプニングがあった…そんな珍道中をあの時反芻していたように思う。

「華菜ちゃん、階段の上からモデルのように歩いてきて!」完全に面白がっている良太。

「153センチのモデルですがいいでしょうか?」そんなことを言いながらその気になって歩く。

ここはなんて美しいのだろう。早朝の澄んだ空気の中でローマ最後の日の朝は…笑いが絶えなかった。

スペイン広場を登り切った場所からの風景がまた最高である。その時、私は急に思い出したのだ。

「ねぇねぇ、確かこのあたりに私の母校の姉妹校があるはず!」と。もちろん、見てもわかるはずもなく…中学校の時にシスターに聞いた「スペイン広場を登ったところに姉妹校があるんですよ!学生証を見せれば入れてくれますよ」という言葉。あの頃の私にはキラキラ輝いて聞こえた「世界中に姉妹校があるんだ!」と思った喜びだけが、淡く思い出された。私はあの頃夢に見た場所に、今立っているんだ。

早朝に来て良かった。

そして、まだまだ完全に目覚めていないローマの街を散策しながらホテルに戻った。イタリア最後の日の朝散歩は本当に清々しく美しかった。

ホテルに帰り朝食会場に行った。今回のホテルの朝食は見た目も美味しそうだし、実際に本当に美味しかった。パンだってフルーツだって卵やチーズだってフレッシュで香り高く、おまけに気持ちの良いテラス席もある。

ただし…大問題が!…ここのテラス席の鳩たちはハムを盗むのだ…ホテルマンも慣れたもので「あーぁ、また取っておいでよ!」的な感じである。だから二人で席を空けることが出来ず、一人が死守しなければならないのだ。

そして朝食を食べ、チェックアウト。まだ少し時間があったからホテルに荷物を預け近所を散策することに。

倹約家の良太らしく「華菜ちゃん、ユーロが余ってるから最後は豪華なカフェに行こう!」と。

私、もちろん大喜びである。

そしてそれはレブップリカ広場にあった。

5つ星ホテルのカフェ…サービスがイケてる!ホテルマンがイケメン!今までのアットホームや無機質とも違う、イタリアの洗練を見た。

ビールとジュースを頼んだだけなのに…オシャレなスナックが付いてくる。流石だ!ちなみにここは、後で良太に聞くと

「パラッツォ ナイアディア ザ デディカ アンソロジー オートグラフ コレクション」という一生覚えられそうもない長い名前の五つ星ホテル。高級ホテルしか泊まらない方、是非どうぞ!

私たちはここで、時間の許す限り旅の珍道中を笑ったり、ほんの1週間前だったはずのボローニャの話を懐かしく話したりしていた。テラス席だったけれど、なぜか暑かった記憶がないのだ。道路沿いなのに、見える景色は美しく…終わりよければすべて良しというくらい「イタリア最高!」と思っていた。

良太の最後の作戦は大成功で、私の最終日は、名残惜しさでいっぱいだった。

でも時間は過ぎていく、そう、私たちは旅人。

旅人は帰る場所があるのだから…

ホテルに戻り荷物をピックアップし、空港へ向かった。

続く

セレナ

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2022年3月7日
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パートナーシップってなんだろう?

人が人と出会うときって、偶然なのか必然なのか…私にはわかりません。

そしてそれは、死んでからしかわからないのかもしれません。

でも、実はそんなことはどうでもよくて…私はこの人が大好きだと思ったら、自分の思い通りにさせようと操作することだけはやめようと思っているし…バツ1だからこその私の経験であり、学びなのかもしれません。

恋が愛に変わり…そして「この人と生きていこうと思うとき」、それは最終的には「ずっと優しさを持ち続けられるか」というシンプルなことだと気が付いたんです。

そしてもう一つ、優しくなれるというのは…最終的には、その人へだけではなく森羅万象すべてのものに優しくなれる事なんだろうなって…。人間には、愚かな部分があり、考え方の相違がある人もいたり、自分の物差しの中ではどうしても許せない行動の人もいるかもしれません。

ただ「一人一人がその人のかけがえのないたった1度の人生を歩いているのだ。」そう思えるようになると…なぜか腹が立つことがぐっと減ります。

腹が立つという行為は、すごく損な行動ですよね。

疲れるし、ストレスもかかるし…

私とパートナーは、そういう疲れることや揉め事が本当に嫌い。そこの考え方は本当に一緒でよかった。そもそもが「違う人間である」という事がわかっているから、自分の相手にして欲しいことなんてほとんど無いし…お互いがどこかでしっかりと自立していて、それぞれが「自分でできる」ことをすれば良いと思っているからなんです。一人で生きていける者同士が一緒にいるので、相手に対する行き過ぎた要求がないのです。

でも実は…パートナーは私と「シュノーケリング」や「スキー」、「ダイビング」を最初は一緒にしたかったみたいです。でも、私はどれも興味がないんです。スキーは一応北海道出身なので、学校の授業でスキーがあったくらいですからボーゲンくらいはできるし(笑)シュノーケリングも完全装備であればできます。でも…楽しくないんです、ちっとも。

だからそれは「私はお付き合いできないけれど、自由に行ってきてね^^」と言っています。旅の最中も私は部屋でのんびり、パートナーは博物館へ…という事もあります。

夫婦問題のお悩みを聞いていると、「思いやりがない」という言葉をよく耳にします。でも、どうなんでしょう?思いやりって、自分の思い通りの反応が帰ってきていないだけなのかもしれません。「こういう言葉をかけてほしかった」という思いと、相手の「そっとしておいてあげよう」という思いやりのズレがあることもあります。

それでも女性は言葉にしてほしい生き物だから…だからこそ「違う生き物である」という理解がすごく大切になるんです。違うから面白いんですよ^^

「喧嘩するほど仲がいい」と言いますが、それには私は首をかしげます。確かに掛け合い漫才のように喧嘩をしている面白い夫婦もいますが(関西とシチリア限定かも)、喧嘩って「あの時言われたこと」「いつもヒステリックになる」等々…お互いの要求と文句を言い合い、最終的に傷つけ合って…

私はそれがいいことのように感じられないんです。

私は言いたいことがあるときは(ほとんどないのですが)、カフェで美味しい珈琲を飲んでいるときとかに言います。でも、本当に文句も不満もないんです。それは私や彼が完璧なんかではなくて「完璧じゃないことを知っている」からだと思うんです。

夫婦って普通「お互い様」が8割、残り2割は「それはご主人…ひどすぎるね」という場合もあります。

私は自分の欠点を山ほど知っているので「ありがとう」しかありません。

私の欠点を見事に「そこが良いところでもあり、面白いところでもあるよね」と変換してくれる人。

私たちは互いにバツ1同士…沢山の失敗を乗り越えた結果の今なのだと思うのです^^

どんな経験も、無駄などありません。

セレナ

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2022年3月6日
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私小説 パスタとハグといい加減(17)

旧市街を歩いてナヴォーナ広場へ行った。

ヨーロッパは街中に、みんなが憩える広場が多く、ここもまた壮大な広さで…そして広いのに少しもわざとらしさや嫌味もなくそこにあった。

真ん中に大きな噴水があり、そしてそこを囲むようにカフェがある。

噴水のあたりで遊ぶ家族連れ、カフェでデートを楽しむカップル、友人たち、それぞれが当たり前のようにその広場と共存する。

パリの公園もそうだけれど、本来広場や公園は子供だけのものではなく、大人が読書をする場所であったり、考え事をする場所であったりしてもいいのだ。日本には、そういう場所が少なすぎるし、あってもなんだか私の心を打つ場所はほとんどない。

敢えて言うならば、川沿いの公園などは一番自然に近いのだろうか?

日本も作り込みすぎない…そんな公園をたくさん作ってほしいと思う。緑多いところに人は集うものだ。

良太の趣味というべきか…ライフスタイルの一つにカメラがある。これはもう、旅の中の彼の体の一部で、私は彼が一眼レフを持つ姿そのものが大好きだ。

だから…願わくばどれだけIPhoneにすごい技術が入っていても、あの重い一眼レフを構えていてもらいたい。彼がミーハーに、新しい携帯に飛びつくようなそんな男であってほしくはないのだ。(私はほしいけど…笑)彼は、物を極限まで使い切るところが彼なのだから…

だかしかし…そんな彼だからこそのハプニングが起きてしまった。

私を噴水の所に座らせて「ちょっと色々なところの写真を撮ってくるからここに座っててね^^」と言っていなくなってしまった。

私は最初こそ、この広場を楽しみ、噴水を眺めたり人間観察をしたりしていたけれど…なかなか帰ってこない。そう、彼はカメラを持つと時間を忘れる癖がある。(彼はそんなことはないといつも言い張るのだが…(笑))

私は段々と不安になってきた。美しい建築物で見事に閉じられたこの広場は、風も吹かず鍋底のように暑いし、イタリア語なんてまるでわからない。英語だって得意ではない。一人ぼっちでこの広場にいることがものすごく怖くなってきた。このままはぐれてしまったら…そう思いだすとパニック障害のように頭の中が真っ白になりそうになる…。過去、そういう経験をしたことがある私は、その時の感覚を思い出し、涙が出そうになっていた。

その時である。「華菜ちゃん、お待たせー」と良太が呑気に帰ってきた。本当にかなりの能天気ぶりで…

その瞬間私は「もうタクシーで帰る。ホテルに帰る。もういやなの!そしてホテルから一歩も出ない!」と言い放った。

良太は「でも、バスチケットあるよ」と言いながらも、私の様子を察知し「よし!じゃあタクシーに乗ろう」といって広場を出るや否やタクシーを捕まえホテルに向かった。

タクシーの中で私は一言も口を聞かなかった。

そしてホテルに到着してベッドに横になり…なぜか爆睡した。疲れたのだ。長い長いイタリアの旅…大都会ローマ。暑さ。一人になったこと。疲れたのだ。

屍のように寝る華奈(笑)

目が覚めたら良太が冷たい炭酸飲料を私に飲ませ、そしてポテトチップスを食べさせ、優しく言った。

「涼しくなったらディナーに行こう。そしてスペイン広場とトレビの泉は明日の早朝の涼しい時に行こうね^^」と。

私はコクリと頷いた。

彼は、まるで猛獣使いであるかのように言うべきタイミングを心得ていた。

続く

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2022年3月5日
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豊かな時間〜Bountiful moment〜

2022年になり、さらには息子たちが無事進級できた時にふと…私の占い師としてのあまりに長い19年間を振り返りました。

親の都合で離婚をし、息子たちはシングルマザーの子どもとして育った分、知らず知らずのうちに頑張りすぎて生きていたこともありました。それは息子のためであり…そして、私の人生の選択でもあったのだと思います

その分、友人とゆったりとした時間などはできるだけ避けていたし、その時間があれば働こう!そう思ってました。でも私は、そんな自分に一つも後悔などしておらず、だからこそ今の私が出来上がったのだと思います。

ですが…息子二人が大学卒業するのも後3年なんだなぁと…思った時と同時に、私がやり残したことはないかなぁと考えました。

あぁ…お金とは関係のない…ただのんびりと出来る時間…私はその時間を堪能したいと思いました。

というのも、おそらく私は3年後は日本にいる期間がグッと少なくなると思っているからです。

そんな事を思っているときには不思議なもので…「友達っていないんだよなぁ」と思っていた私にもなんの利害関係もない友達ができるものです。

それも、みんな私よりひとまわり以上年下の素敵な女性たちばかりなんです。

関西でパートナーができ、関西で友人ができ、縁もゆかりもないと思っていた場所は、私にとって故郷同然の場所になったのです。

先週はLidaさんの家で、可愛いベビウマちゃんと遊んだり、ベビーカーで寝ている間にカフェタイムをしたり…(LidaさんInstagram ID babyumam)

そして昨日は、ぴよさんの家で優雅なafternoon teaをしたり…(ぴよさんInstagram ID bornofmoonlight.15)

共通しているのは、2人とも自分の世界観がしっかりあり、その世界観が私にとってもすごく居心地が良いということ。

豊かな時間を自分に与えるということは、より良い仕事の栄養にもなります。

がむしゃらに頑張っていた時代があったからこそ、今の私がいて、そしてその私を好きになってくれる人がいる。

無駄など一つもないんだと…思うのです。

素敵な時間をありがとう…

そして、そんな私を目を細めて喜んでくれるパートナーにもありがとう^^

セレナ

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2022年3月4日
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私小説 パスタとハグといい加減(16)

久しぶりにバスタブに浸かった次の日の朝…心から気持ちよく目覚めた。

ローマはアパルトマンではなく、ホテル滞在なので、朝食を食べに行った。

ここのホテルは、全てにおいて「うーん、今までで一番感動のないホテルだなぁ」という印象を拭えなかった。可もなく不可もなく…これが、都会の無機質な感じという事だろうか?見た目の良い朝食ではあるが、なにかすっとぼけている。今までハグといい加減に笑わされてきた私たちだから、余計にそう思うのかもしれない。

そして…早めにチェックアウトして次のホテルに向かう。そう、この日はとても忙しいスケジュールだったから早めに移動していたかった。

次のホテルは、趣こそないけれど機能的でWi-Fiがしっかりと繋がるホテルで便利!そして新しく美しかった。私は新しいことが良いことだという概念はないけれど、最終日のローマのホテルは一番現代的だった。

昨夜、スリにあったことをすっかり忘れてご機嫌の私と、責任を感じている良太…(笑)

早速テルミニ駅で買い物をした。オレンジ色のカバンと眼鏡を取り急ぎ買ってもらった。アジア旅で値切り癖が付いている私たちは、ディスカウント商品をさらに値切り、若いイタリア人のお姉さんに叱られた。(笑)叱られたといっても、それはとてもユニークで「パパ〜、かわいい娘へのプレゼントをねぎっちゃダメ!」的な感じだったらしく、良太はその愛らしく表情豊かなお姉さんに言われて、苦笑いしながらそのまま値切らず買わされていた。しかも二人でのやり取りは英語が苦手な私が見ていても、相当面白かった。

買い物が終わり、最初の目的地コロッセオに行った。

覚えやすそうで覚えにくいこの名前…「コロッセロ」だとか「コルッセオ」だとか、私の中では色々間違っていたけれど「コロッセオ」。ここは遥か昔の古代ローマ時代、人間が猛獣、奴隷同士で戦わされそれが市民の娯楽になっていたという、凄惨で気分の悪くなる歴史がある。どの国もそうだけれど、人間を物のように扱う時代や人がいて…そして現代もまた、そんな残酷で自分勝手な振る舞いがあちらこちらで繰り返されてきた。そんな過ちはもう繰り返してはいけないのだ。コロッセオのような場所に行っても、今の世界の現状を見ても内臓がぎゅっとなる感覚を覚える。

それにしても建設機械もないかの時代に、こんな数万人も収容するスタジアムを作ったものだ。そこだけには敬服せざるをえない。

そして良太が「カトリック総本山へ行くよー」と嬉しそうだ。そう、それは「バチカン市国・サン・ピエトロ寺院」。うん、まぁ確かに総本山だわね…(笑)

行く前に軽くランチを食べる。

イタリアのサラダは本当に美味しい。特に良太が気に入っているのは、オリーブオイルと塩と胡椒、ビネガーが置いてあって自由に味付けするタイプなのだ。

市販のドレッシングを嫌う良太は楽しそうに自分好みに味付けしていた。

そして…サン・ピエトロ寺院に到着。

信じがたいほどの長蛇の列、加えて熱波。一瞬くじけそうになったが…でもここまで来たらもう並ぶしかない!

そしてやっと中に入れると思ったとき「肩を出しているから入れないよ」と言われる。そうだ!私は昨日ストールを盗まれている…

そういうときの人間の脳内フル稼働ってすごい。わたしは咄嗟に上に着ている服を脱ぎ、裏地と表地を広げ肩にかけた。裏地がこんな風に役に立つなんて!そして、私の脳内フル稼働ありがとう。私はその後幾度も、旅先で脳内フル稼働を経験する。

中に入って、即座に感じた違和感を正直に言っておこう。私はカトリックの学校に中学校からいたからこそ、より強く思ったのかもしれない。金蘭豪華な装飾、全てが大きく、「どうだ!」と言わんばかり…

イエス・キリストはこれを望んでいるのだろうか?イエスはこういったはずだ。「祈る人がいる場所が教会になる」と。

17世紀もの時を経る間に、人間の手により、少しずつ少しずつ「本質」からズレていったのだろう…

案外さらさらと見て、とにもかくにもすべてが大きいローマの建造物にちょっと疲れていた。

コンチリアツィオーネ通りを歩くも暑くて暑くてカフェで休憩をすることにした。珍しく、エアコンが聞いている。天国だ。

そう、この年のイタリアは強烈な熱波でエアコンが置いてあるお店も、ほとんどが生ぬるい風になっていた。

そしてタクシーでパンテオンへ…やっとタクシーに乗れた!涙が出るほど嬉しい…

とても好きな建物だった。無駄がなく美しい。同じく古代ローマの2世紀に神殿として建てられたこの建物。採光は天窓だけであり、雨の日には天窓から光と共に雨水が下の水盤に一直線に落ち、目に見えぬ排水溝に吸い込まれていく神秘的な光景が見られるという。

好きとか嫌いとか…やっぱりそういう物は感性のものだから、こればかりはどうしようもない。

裏通りの小さな教会に心奪われることのほうが多い私なのだから…有名無名なんかは本当に関係ないのだ。(パンテオンは最高に有名だけれどね)

(あ!私、疲れてる…笑)

そして…旧市街を歩いてナヴォーク広場へ行くのだけれど…ここで珍事件が起きる。

そう…それはまた私の素を晒す第二弾…今では二人の笑い話になっているのだけれど…

続く

セレナ

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また、ブレスが到着されたお客様から続々とお写真や感想が届いております。

「見る向きによって印象が違って、どこから見ても素敵!」と^^ありがとうー

ピンクを身に付けると、ちょっと優しくなれますよね^^

お似合いですー

ブレスレットのオーダーなども、お気軽に言ってくださいね!

2022年3月2日
から serena8@
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ゾロ目だったから…

2022・2・22の私はものすごく盛り上がっていました。昔からゾロ目好きで…笑

しかもパートナーは2月2日に生まれた人…私の2月は一人でゾロ目フィーバーでした。

とにかくイベントを考え、パートナーもそれに乗ってくれて…私たちの中では「忘れられない日続出」となったわけですが、自分の中でモチベーションがめちゃくちゃに上がっていると、本当にどんな些細なことも、「これはもう…運が良すぎるわ」と言うおめでたい頭になります!はい!

(思えば、この誕生日から始まったのです…笑)

まずは、私が京都に行くと決めたのは、大好きすぎるホテルに宿泊したかったからでした。

私にとって、このホテルは「贅沢したい時に行く場所」なのです。

しかも徒歩圏には、私が一番好きなお寺「南禅寺」があり、平安神宮の鳥居もすぐそばにあります。

私は、後からこの日は「一粒万倍日」だったことや「天恩日」だったことなどを知ったのですが…私はただ単にゾロ目好きだったから、自分達の「特別」を計画したのです。

まず私は…「ねぇ、今回の京都はおしゃれな電車に乗って行こう!近鉄の…」と言いました。パートナーの頭は「???」マークで一杯で「大阪からの近鉄にそんなのあったかな?」としばらく悩み「ねぇ、2階建ての電車があるけれど、それは京阪だよ」と。「そう!それそれ!!!」と私、大喜び。

そもそも、電車に興味はないから、いい加減な覚え方するのよね…

そして2階に乗り…感動するのです。だって、車窓からの景色がいつもと全然違うのだから…

で…感動して5分後…案の定、眠りに落ちた私…うん、堪能する間も無く眠れる私には、豪華な列車は必要ないな…うん。

年に一度行っている「ウエスティン都ホテル京都」。

パートナーのクレジットカードのお陰でジュニアスイートにアップグレード!!!ついでに言っておくと無料宿泊券です…笑 残念ながら今年からこのお得なクレジットカードは、人によってはお得では無くなってしまったのですが、現SPGアメックスカードというカードです。私たちにとっては、変わらずお得カードなので手放しませんが…

しかも今回は、「平日宿泊の皆様へ京都府からくじがあります。」とくじを貰い引くと、なんとまあパートナーが6,000円クーポンを当てるという…私の脳内はお花畑…

のちにパートナーが「あれさ、きっとみんなに当たるんじゃない?」と言っていたけれど…笑

そんなことは気にしなくていい!私たちが嬉しければそれで良し!

ちなみに私たちは、スイートだと広すぎて「こんな100平米越えどうするんだ?」となるし、ジュニアスイートくらいがちょうど良いのです。結局のところ富豪にはなれないということでしょうか。

そして部屋を見てウッキウキになりながら、「寒くなる前にブレスレット持って南禅寺行こう!」と2人で盛り上がって出かけることにしました。

冬の京都も悪くないです。

寒いけれど…清冽な空気に気持ちがしゃんして、すごく好きでした。

「あー、ここやっぱり好きだなぁ、湯豆腐は食べないけど…」

「そうなんだよね!湯豆腐って、所詮豆腐にあの金額って思っちゃうんだよね!」と言う意見で一致…笑

似たもの同士です…笑 (やっぱり富豪にはなれません)

ここからもう、南禅寺の美しさが「額縁」のようで…

表現方法が難しいのだけれど…荘厳なのにしっとりとしている…

人間に例えるならば「博識で目立っているのに、謙虚な人」そんな感じです。

私は控えめなのに大きなものがタイプなのかも…笑

そう!そしてここも大好き!マスクすると年齢わからないからねー笑 マスクで窮屈なこともあるけれど、年齢をごまかせるという利点も私は忘れない…(笑)
こんな風にブレスレットを手に取って…

これ、嘘じゃなくてね…本当にこの瞬間って清らかなものが動いている感じがするんです。ブレスレットは驚くほど輝くし…

私が旅にブレスレットを連れていく理由って、そこなんです。

だから、これからも旅に行くたびにブレスレットを作りたいって思っています。

そして南禅寺前には私の大好きなブルーボトルさんがあります。関西1号店はなぜかここだったらしく…なんででしょうね?梅田とかじゃないのがものすごく不思議なんですが…本当に雰囲気が素敵だし珈琲も最高に美味しいんです。

オシャレなイケメンお兄さんに「コーヒーとクッキーのペアリングをおススメします」と言われ、喜んでクッキーまで買うもうすぐ50歳の私…(笑)

そりゃ、息子みたいな子が頑張っておススメしてくれたら200円くらいプラスしちゃうよ^^

パートナーのところに行って

「クッキーとのペアリングがおススメなんだって」とペアリングという言葉を使って見たくて言ってみました。彼は「ペアリングという言葉を使いたいんだね^^某ユーチューバーみたいだね」と。バレてる…

雰囲気も味も十分に堪能して、そしてホテルに戻りました。

(マスクはなくとも、カップで隠す!笑)

私は京都のこの南禅寺周辺が本当に大好き。そしてホテルマンの方たちも「通り一遍のホスピタリティ」ではなく、心からのホスピタリティを感じる貴重な場所です。高級ホテルにありがちな「マニュアル通り」ではないんです^^

なんだか、長くなりそうなのでいったんここで終了。

続きはまた書きますね!

セレナ

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また、昨日ブレスレットを全員に送ったのですが、早い方は「到着しました!輝いています!」とご連絡をいただきました。

本当に嬉しい!ありがとうございます。

2022年3月1日
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私小説 パスタとハグといい加減(15)

ローマに到着して、まず私が感じたのは「都会だ!」ということだった。今まで歩いていた、ボローニャやパレルモに比べ、人々の笑顔は少なく、そして気のせいか歩く速度も早い気がした。

体感的に…私はここはあまり好きじゃないな…そう感じた。

人間とは勝手なもので…自分は都会に住むことを好むくせに…旅では少しの長閑さを、少しの田舎っぽさを、求めてしまうなんて…

ひとまずもう夕方だ。私たちは足早にホテルへと向かった。

地図を片手に歩ける良太は、もう何度もローマに来ているのだ。私は実は、到着した時からちょっとローマそのもののエネルギーみたいなものが苦手で…それはもう、うまく言えないのだけれど…早くホテルに行きたかった。イタリアとはなんと広いのだろう!こんな大都会もあれば、今まで歩いてきたようなプリミティブな場所もある。

ホテルに到着した。

良太のクレジットカードの提携ホテルへと向かった。このクレジットカードと提携しているホテルは、ほぼほぼアップグレードされる。でも…

この絵画のセンス…うーん…

これはアップグレード???しかも、Wi-Fiが繋がりにくいのだ。これは困った。良太がフロントに言いに行った。

すると…

「そんなことはないよ!Wi-Fiはちゃんと繋がるよ!」と言い張るのだ。

でも実際に本当に繋がりにくい…もう一度、フロントに言いに行った。

すると…驚くべき言葉が返ってきた。

「Wi-Fiくらい繋がらなくても問題ないよ!人生をもっと楽しんで!」と…

え?私たちは一瞬、本気でたじろいだ…

なんていうことだろう…大都会ローマのホテルで!!!でも、確かに彼の言っていることも真実ではある。私たちは数年前まではwi-fiなんてなくても快適で生きていたはずなのだ。でも、今はやはり「Wi-Fiありき」で過ごしている。海外で仕事をするには必須だし、ホテル取るにも飛行機にチェックインするにも、兎にも角にもWi-Fiがなくては始まらない。(もっぱら良太のお役目なのだが(笑))

行き場のない気持ちのまま

「華菜ちゃん、仕方がないよ…とりあえずご飯を食べに行こう…このホテルは一泊だし」

そして夜のローマへと繰り出した。歩いているとオレンジ色レストランが見えた。

とても可愛いし、何よりお腹も空いていたので早速食べることにした。

「わぁ、カルボナーラがある!」なぜか、ボローニャもパレルモもカルボナーラはなかったのだ。(いや、実際はあったのかもしれないのだけれど…見つけられなかった)

良太はチキンの香草焼き、私はカルボナーラを食べた。

これが本場のカルボナーラか!!!という驚きだった。しつこさが全然ない!今まで食べたカルボナーラの中で、ダントツ1位の美味しさだ。(後から聞くと本場ローマのカルボラーナは生クリームを使わないらしい(^ ^) もちろん生ハムメロンもさっぱりしており、チキンもしつこくなくジューシーでとても良いお味!

ただし量の多さも尋常じゃなかった。少し残して帰ることにした。その時である…事件が起きた…

「良太…私のカバンがない!!!」

良太はハッとして

「やられた…僕がいながらなんてことだ。ここはローマだった…。華菜ちゃん、ここはスリが本当に多いんだ。もうそのカバンは帰ってこない…」

「うそー…。でも逆に盗んだ人が可哀想よ…私のカバンの中、パスポートもお財布も入っていないの。携帯電話はテーブルの上に置いておいたからここにあるし。伊勢神宮のお守りとちょっと高価なストールが入っているけれど、ストールは帰ってから保険で戻ってくるだろうし、ただね…メガネがないのが困ったわぁ」

帰り道、良太は状況をつぶさに思い出し、結局は私の後ろを通り抜けた花売りの仕業ではないかと推察していた。そしてひどく責任を感じて

「明日、必要なものは全部買ってあげるからね。僕としたことが…ぼんやりして…」といった。

お金を払い、私は持つべきものが何もなくなり本当の手ぶらで帰った。なんとなく誰かに教えたくて…近くのカフェに入って、深夜の日本に電話した。息子がでた。寝ていたようだ。

「ねぇ、今ローマなんだけど、スリにあっちゃったの!でも大丈夫、特に困るものは入っていなかったから。」

それだけ言って、なんだか気持ちが興奮して電話を切った。良太は相変わらず落ち込んでいる。

そもそも、日本でもないのに日本のように鞄を椅子にかけていた私が悪いのだ。ここは都会。ローマだ。

この席の背もたれに引っ掛けていた。なんたる不用心!

そして…ホテルに戻るとWi-Fiのお詫びなのか?ワインが一本置いてあった。

今までのんびりしていたから、日本と同じようについつい過ごしてしまったけれど改めてしっかりとした。

嬉しかったのは…数日ぶりにバスタブがあったこと…私はバスタブを見るたびに思う。私は日本人なのだと…

湯船に体を沈め、そして案外ぐっすりと眠りに落ちた。不自由なことはメガネがないから小さな字が読みにくいことだった。

明日はまず、かばんや眼鏡やいろいろを買いに行って…そしてローマ観光をすることになった。

続く

セレナ

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2022年2月28日
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友人宅にて…普通が幸せだと思った今日…

仲良しの友人宅にて、ランチを食べがてらお喋りをしていた今日。

緩く健康志向な私たちは…緩く緩く健康なお弁当を食べました。

2人でウクライナの話をして…

友人は1歳の赤ちゃんがいるので、その子ために絶対に平和な世界にしたいねって話しました。

それは熱量多めに話していたわけではなく、なんだかナチュラルに…そんな話をしていました。

お直しのブレスレットと赤ちゃんの初ブレスを渡したりして…

そして赤ちゃんが、少し眠そうになったのでベビーカーに乗せてお散歩に行きました。

もう、外は春が近づいている感じがしました。

…赤ちゃんって、眠い時にベビーカーに乗るとあっという間に夢の中へ行くんですよね…

数分歩いているだけで、気がつけばぐっすり眠っていました。

二人で「久しぶりにカフェしようか?」と言うことになり…

おしゃれなカフェへ。

抹茶シフォンをシェアして…赤ちゃんが寝ている間の束の間の時間…

なんだか色々な話をして…そして…

「何気ない、こんな幸せが続くといいね。世界が平和になるといいね。」と本当に心から言い合いました。こんなことをちゃんと口に出して言える友人がいて、私はとても幸せだと思いました。

そして…子どもたちの未来のためにも…私たちは正しい選択をしなければいけないのだと深く深く感じたのです。

久しぶりの優雅なカフェタイム。お昼寝してくれた赤ちゃんにも感謝!(笑)

実は私は1週間ほど家を留守にしていたのですが、久しぶりに会った息子は、本当に正しい知識を持って戦争のことを話していて…

安堵しました。

自分のできる寄付をすると言っていました。

そう…楽天の三木谷さんの資産の中の10億円は、君たちの資産の中の500円かもしれない。でもお金の価値はきっと同じなんだよ。

そう思って、また少し泣けました。

銃口に花束を…
この花は、横浜の友人から贈られてきたものです。

一生懸命、考えましょう。

私たちができることを…命の重さを…

そして忘れないでいましょう。ウクライナだけではなく、ミャンマーやシリアや…多くの国がまだ大変な状況だと言うことを…

ただ、だからと言って泣いて暮らせと言っているのではないのです。

私たちは、今の幸せを平和を感謝して楽しく生きていきましょうね!!!

セレナ

明日、ブレスレット全員に送ります!

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2022年2月27日
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私小説 パスタとハグといい加減(14)

45歳になって、歩くのが嫌で本気で泣くことになるとは思いもしなかった…

でも実際に私は、パレルモ最終日…大粒の涙をボロボロ流したのだ…「もうこれ以上、歩けない」と訴えながら…(笑)

この日も出だしは順調だった。オペラ座のガイドツアーに朝から参加し、素晴らしい世界観に酔いしれていた。

運のいいことに、子どもオーケストラ練習風景も見ることが出来て、どんな風に音が広がっていくかを聴くことができたのだった。

貴賓席にも座ることができ…本来ならば富豪にしか座ることができないであろう場所にゆったりと座った。

芸術とは…音楽を聴くだけではなく…建物全てにおいて訴えてくれるもの。それがオペラ座だった。
天井画の美しさ…

イタリア最大のオペラ座マッシモ劇場に、私たちは大興奮だった。

そして、観終わってからイタリアのかき氷と言ってもいいだろうグラニータを食べた。私たちはイタリアにいる間にジェラートとグラニータを何回食べたかわからない…笑

いつも通り、いやいつも以上に暑かったパレルモ…なのになぜかやる気に満ち溢れている良太は「元モスクだったサン・ジョヴァンニ・デッリ・エレミティ教会に行こう!歩いてすぐだから!」と張り切っていた。

私は、「すぐだったらいいや^^」と思って一緒に歩いた。最初は「暑いねぇ」と笑いながら、楽しくおしゃべりしながら歩いていたのだけれど…歩いても歩いても到着しない。

途中いかにもシチリアらしい路傍の市を通り抜け、「ねぇ、あとどのくらい?」「うーん、あと10分くらいだよ!」私の心の中は「えー、まだ10分も歩くのかぁ」と思っていた。

路地を歩き、そして、10分歩いてもまだ着かない。

「ねぇ、10分くらい歩いたと思うんだけど…あとどのくらい?」「うーん、あと10分以内には絶対に着くよ」

それでもまだ灼熱の広大な広場を歩かされると、もう私は話す元気すら無くなっていた。身体中のパワーが全て奪われ、気力がないのだ。もう一度、聞いた。

「ねぇ、あとどのくらい?」その時の私はもう泣く寸前だった。良太は「うーん、思ったより遠いんだよね…。もう少し…」と言って私を見た時、私は大粒の涙をボロボロこぼしながら「もう歩けないよ。もう本当に無理だよ!えーん」本当に「えーん」と言う感じで泣いていた。

ようやく目的の教会にはついたものの、良太は本当に大慌てだった。後で聞くと「しまった、限界を越えてしまったんだ」と思ったらしい。大慌てでベンチに私を座らせて、そして甘くて冷たい飲み物を買ってきた。そう、私は冷たいものが飲みたかった。手に持っているぬるいポカリスエットなんて私には、気持ち悪いだけだった。

そして

「とにかく、ここに座っているんだよ。」と言い、良太は走った。

そして彼が連れてきたのは、オートリクシャーだった。

「もう、歩かなくていいよ!華菜ちゃん、ごめんね」と謝っていた。

私たちは、まだ付き合って1年経っていない頃だった。私はきっとまだ彼に遠慮があって、泣くまで我慢したのだろうし、でもこれを機に私たちの心の距離はまた縮まった気がする。

彼はリクシャーに乗って、すぐに笑顔になった私に心底ホッとしていたし、私たちはまたパレルモの街中へ戻ってランチを食べることにした。

私はあまりに元気がなかったから、初日に来た教会前の広場にあったレストランでカツレツを、彼はピスタチオのパスタを食べた。

これがまた、涙が出るほど美味しくて…疲れた体に浸透し…特に彼はピスタチオをパスタにするというその初めての味に衝撃を覚えていた。(さっきまで私の泣き顔を目の当たりにして大慌てだったのにね(笑))

旅とは不思議なものである。自分の素を見せるしかないこともある。でもその時に、その人の器の大きさを知ることができたりする。優しさに触れることができる。

彼は、何度も謝っていた。(後に笑い話として語り継がれているけれど)

私は、この人の前では「泣いていいんだ」と思えた。全部自分で頑張ってきた人生に、泣いたら助けてくれる人がいるのだと思った。

4年経った今も、私は変わらずに彼に甘えっぱなしで生きている。

涙を見せたパレルモ。そして自分達が、それによってより仲良くなれたパレルモ。

その日の夕刻、マシンガントークの恐妻家ルイージのガンダム話に耳を傾けたのち別れを告げ空港に向かった。相変わらずのハグ…でも、頻繁に会っているはずのイケメンタクシードライバーにも、同じ熱量のハグ^^;そんなルイージがとても好きだよ、また、絶対来るからね!そして…相変わらずスピード狂のタクシードライバー…うん、色々すごいパレルモ…また帰って来たい街になった。

パレルモの空港にはピアノがある。下手な人、上手い人、どんな人もただ弾きたい人が自由に弾く。素晴らしい時は、みんな拍手喝采。

もしも私にピアノが弾けたなら… 音色に旅情をかき立てられた

かくして私たちのパレルモの旅は終わり…ローマへと向かっていったのだ。

もちろん、ローマに到着した時はファンファーレが鳴り機長の「定刻通り着いてやったぜ!」というドヤったアナウンスが聞こえまたまた拍手喝采があった。

あぁ、愛すべきイタリア人。君たちには、定刻通りが特別なことなんだね…(苦笑)

続く

セレナ

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※昨夜、私はウクライナのことで涙を流していました。すると、その横でパートナーが「募金終わったよ」と言っていました。彼も少し、辛そうな顔をしていました。私たちができることはあります。何もできない人はいないです。ユニセフでも募っていますがパートナーはUNHCRに寄付していました。

出来ることを探しましょう!

2022年2月26日
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私の食について…

今日は本の紹介を。

まずは、賛否がある本だということをここで言っておきます。

それでも私は、2ヶ月以上前からこの本が薦める食生活を実践しています。

空腹」こそ最強のクスリ

もちろん最初は、「痩せたい」と言う思いでやっていましたが、実は始めて1ヶ月は全然痩せなかったんです(笑)

ただ、体調がどんどん良くなっていって、頭痛、生理痛は無くなるし体は軽いし…自分には合っているなぁと感じたんです。

だから、痩せる目的ではなく「健康」のために続けたと言うわけです^^

中田敦彦さんのYouTubeを見ていただくと、笑いながら納得すると思うのですが…やっぱり、食べない時間をできるだけ多く作ってあげるのは、大腸や肝臓に休息を与えている、いわば自分本体が会社だとしたらホワイト企業なんです^^

でも、常に食べているとか大食いとか…大腸も肝臓も休めないって言うのは…いわゆるブラック企業です。

そう思った時、私は元々大腸の持病があるので「私はホワイト企業になろう」とすんなりと決意していました。

1日のうち16時間食べない時間を作ると言うのが、この本で提唱されている療法なわけですが…最初の1週間こそ空腹を感じ誘惑に負けそうになるのですが、正直、慣れます。今は全くもって平気ですし、自分の体には優しいんだなぁって思ったら、むしろ嬉しいと言う気持ちまで出てくるんです。

今は18時間とか空腹でも全然平気です。

ただ、私の場合は朝、薬を飲まなくてはいけないので、まずは白湯を一杯飲んでその後にヨーグルトにマヌカハニーを入れて食べています。

ここで低血糖になることを防いでいるのかもしれませんね^^

本当にゆるーくゆるーく痩せていき…2ヶ月以上経った今は3キロ以上痩せてます。ただ、体重以上にサイズダウンしたのはやはり、内臓脂肪が多かったのかな?(笑)

ただストイックになることはなく、16時間ではない、食べてもいい8時間は通常はナッツ類を食べていますが、お友達と会ったら美味しくケーキも食べますし、1日2食なのでお昼はパンを食べることが多いです^^

本当にパンは好きすぎてやめられないんですよ^^

食べる量も、驚くほど少なくなったかもしれません。

特に夕飯は、パートナーといると品数が多いので色々を1周すると「お腹いっぱい」になっています。

元々、お酒は好きではなく…でもパートナーと付き合ってから少しずつ飲めるようになりましたが、今は無理して飲むこともなく美味しいお茶を飲んでいます。お茶の消費量は本当にすごいです。

ルイボスティーを1・5ℓくらい飲んでいますね^^大きめの水筒に、朝用意して、それを2回空にしますので…

コーヒーを飲む時間があって、その時には少しだけ甘いものを食べたりします。

スコーンとか、もうどうしても食べたいときはランチタイムに食べるんです^^

こう言う生活をするようになって、余計に「食べる」と言うことを、大切に考えるようになったし自分の体に入れるものは自分で選択しようって思えるようになりました。

もはや満腹感を感じる必要はなく、むしろ腹6、7、8分目で食事を終える方が身体に負担が掛からず快適に過ごせることも分かりました。

先日病院に行った時も、血液検査は何の問題もありませんでした。むしろ、よくなっていたくらいです。

私は「食べることを我慢する」と言う選択をしたわけではなく、こっちの方が自分の体が楽だからその選択をしたんです。

ふと…自分の最近の「食」について書いてみたくなりました。

本当の健康は「内側」からですよね^^

どうか体を愛してあげてくださいね!

セレナ

※ちなみに私はヴィーガンでもないし、グルテンフリーもやってませんよ^^

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2022年2月25日
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私小説 パスタとハグといい加減(13)

Cefaluからパレルモに戻り…暑さがほんの少し和らいでいたような感じがしたのは気のせいだろうか?

私たちはまず、暑さが少し落ち着くまでアパルトマンでのんびりしようと思った。そして、アパルトマンに行くと珍しくオーナーのルイージがいた。いや、フロントに「珍しくいる」ということ自体が変ではあるけれど…(鍵だけ渡してくれて自由に使って!的なアパルトマンの場合、そもそもフロントはなかったりする)ルイージの経営しているアパルトマンは、もう少し「ホテル的」な感じなのだ。

でもそのルイージの性格そのものの緩い感じがなんとも居心地がいいのだけれど、偶然出くわすと、無邪気な子供のように大喜びでハグしてくる。「親友でした?」と思ってしまうほどのはしゃぎっぷりだ…^^;

そして「会いたかったんだよ!どこに行っていたんだ!」みたいなことを言うけれど、それは私たちの台詞である。いつもどこに行っているんだよ(笑)

そしてルイージの執拗な「構ってくれ攻撃」を受け流しながら部屋に戻った。いい人なんだけどなぁ…(笑)会ったら「構ってくれ」だし、でも大抵はいないし…小悪魔か!!!(笑)

ゆっくりとして、そしてディナーを食べに行く。

実はこの日はパレルモ最後の夜だ…

もちろん次の日は散々堪能して、夕方の飛行機でローマへと向かうのだから20時間はしっかりあるのだけれど、私はこのパレルモの南独特のあっけらかんとした雰囲気がすごく癒された。

教会横のトラットリアでディナーを食べた。

段々と日が落ち、パレルモが夜の顔になっていく時は、なんて美しいのだろうと思う。

このオレンジ色…

私たちは、いつになくいろいろなお喋りをし、そしてゆっくりと食べた。

ヨーロッパの人は「談義好き」なのか、とにかくゆっくり食事をする。私たちは、どうしても「食べることに集中」してしまうけれど…(笑)この日の夜は、この街全部を味わっていた。

夜になった途端、街は私たちに違う顔を見せてくれる。

私は夜の散歩が大好きになっていた。何を食べても美味しいのは、海風や新鮮な魚介類や天才的なパスタ料理だからだろう。

私は北海道で生まれ育ったから、もちろん魚介類の美味しさは小さい頃からきっとかなり高いレベルのものを食べていたと思う。それに比べると、少しぼんやりとした味だし…でも、素材そのものを味わうわけではなく、ガーリックやオリーブオイルを使った魚介もまた格別なものだった。

日本とは種類が違うのだ。

コロナが世界を襲い2年以上…この密を見ると懐かしくて涙が出そうになる。当たり前じゃなかったんだ。奇跡みたいなことだったんだ。人は失って気がつく愚か者だ。だから、コロナと共生するのか収束するのかわからないけれど…またこの日が来たら、私は泣きながらここに座るだろう。

こんな教会を見ながらディナーを食べていたなんて…

それが私は永遠に続くと思っていたなんて…

健康と世界の平和と、自分達のお金持ちじゃなくてもいいから普通に飛行機代が出せるくらいの収入と、そんな全てがあるなんてすごいことなんだ。

それでも私たちは、まだまだ世界を諦めてなんていない。

世界にはまだ知らない美しいものがいっぱいあるし、人々は素晴らしいし、でも人は完璧じゃないから沢山誤った選択をしてしまうけれど、それでも…信じていたい。人は平和を選択できると…

食べ終わって、2人でのんびり散歩をした。

「華菜ちゃん、ここであの有名なゴッド・ファーザーが死んだんだよ!名シーンの場所だよ!」と良太が教えてくれた。

残念ながら、マフィア系映画は全くもって観たことがないけれど(笑)もちろん、すごい映画だと言うことは知っている。

そんな、何気ない会話をしながら…アパルトマンに帰った。ルイージは寝てしまったのかもういなかった…(笑)

続く

セレナ

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※私は戦争は反対です。どうして何度も何度も愚かなことを人間は繰り返すのでしょう…私は、何もできないけれど、ここで言わせてください。世界は美しい。お願い壊さないで!!

2022年2月24日
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春・サクラブレス SOLD OUT!!Thank You♡

あれよあれよという間に…全員がお嫁入りいたしました。

通常価格よりは大幅に安いと言っても、高価な石を使用したため決してお手頃ではなかったと思います。

この子たちは・インカローズ・モルガナイト・ラベンダーアメジスト・エメラルド・ブルームーンストーン・マザーオブパール・ローズオーラを使用して作った子たちで、全てデザインが違います。
「可憐」

お嫁入りが決まりました

「一途」

お嫁入りがきましました
「愛と共に…」

お嫁入りが決まりました

「angelica」

お嫁入りが決まりました
「優愛」

お嫁入りが決まりました
「導愛」

お嫁入りが決まりました(金運・商売繁盛の希望があり…そんな石も入れてあります)
「素直」

お嫁入りが決まりました

「Brilliant」

お嫁入りが決まりました

これがブレス全部です^^

そして、2022・2・22に京都に行ってきたのでこのブレスレットを持って、私の大好きな「南禅寺パワー」入れてきましたよ^^

派手ではないけれど…味のあるそんなお寺が大好きです。

後ろの雲がすごく印象的で、私はスピリチュアルを前面に出す人間ではないですが…

なんだかとっても空からの祝福を感じました^^もちろん南禅寺からも!

苔があまりに綺麗だったので…

京都は寒いけれど、嫌な寒さではなかったんですね^^私としては「日日是好日」で生きるのを目標としているのですが、自分の限界を超える寒さだと家に篭る癖があります(笑)

なんだかね…石がピチピチと喜んでいる感じがして…魚じゃないけれど「活きがいい」感じがしました(笑)

京都の旅は、全てが「これ、仕組まれている?」というほどに運のいいことが続出しまして…

・ありえないほどの部屋のアップグレード

・京都市がやっているくじ引きで6,000円分のクーポンゲット(パートナーがね)

・美し過ぎる天然温泉がオープンしていた。(3回入りました)

・結婚するカップルに偶然出会えた

その他小さいこともあげたらキリがないのですが…なんだか「この道で正しいんだよ」と言われている気がしました。

もし、この残り2つのブレスの中で気に入った人がいたら、お気軽に声をかけてくださいね!

京都旅については…ゆっくりと書かせていただきますね!

私は乗り物に乗ると、寝る癖があるので京阪に乗ってから「体感10分」で京都に到着しました(笑)アフリカくらい遠くてやっと、「長めだったね^^」となる人なので。

では…

セレナ

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2022年2月21日
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私小説 パスタとハグといい加減(12)

パレルモ3日目は少し遠出をしようと企んだ。

良太の人生で一番感銘を受けたという映画「ニューシネマパラダイス」の撮影場所になったとも言われている「Cefalu」という海岸沿いの街。もちろん映画の全てがここで撮影されたわけではないだろうけれど、名作中の名作がほんの一部でも撮影されていたのだならば…良太も感動するだろう。

私も「ニューシネマパラダイス」は2度ほど観た。1度目は正直若すぎたのか理解ができなかった。でも、良太に出会い、2人で観た時は涙が止まらなかった。小さな少年が旅立つまで…。本当の親ではないけれど、親のように少年を可愛がっていたトト…そのトトが少年を都会へと旅立たせる愛情。本当の愛は、決してそばに居て見守るだけではなく、時に「ここに戻って来てはいけない!」と言う厳しさでもあると…愛の深さを感じたものだ。

そんな「Cefalu」に行くとなると、2人ともワクワクが止まらない。

と、ところが…パレルモ中央駅から既に混み方が尋常じゃない…みんなどこに行くんだろう?そして、電車を待っていると、この大人数が民族大移動のように、一番反対側のホームへと走り出した。突然のホーム変更だ(汗)そして、早い者勝ちで乗り込んでいく…私は小さいから、みんなの腋の下を通ってかなり前まで行けたけれど、残念ながら座席は残ってはいなかった。

イタリアで座れなかったことは初めてだ。電車の中で立ったまま1時間弱、なんと車掌さんが

「Cefaluだ!みんな、降りやがれ!」的なことを大声で叫びみんなが大爆笑。あの時、良太も爆笑していたからおそらく英語だったんだろう。

一瞬にして、ほぼほぼみんなが目的地「Cefalu」に降りた。

降りた途端、あまりの暑さに絶句…クラクラした。海辺にでると街が眺められる海辺のレストランに入り、とにかくすぐに座ってランチを食べた。もう歩いていられないのだ。せめて美しい海を見ようとテラス席に座る。

そして、またしても絶品のパスタ。

でも…テラス席で食べたのがそもそもの間違いだったのかもしれない。美味しいけれど意識が遠のくほどに暑い。体力がどんどん奪われながら…海水浴の人々を心底羨ましく思った。

今、海に入ったらどれだけ気持ちがいいだろう…あぁ〜水着もってくれば良かった(涙)(泳げないけど…)

街はほんとにのどかでこじんまりして美しいのに…この美しい街と地中海を横目に…会話をすることもなく必死に歩いた。頭も朦朧として…もう、ただただ涼しい場所に行きたかった。

まずは教会に行った。(世界遺産)

チェファル大聖堂:ルッジェーロ2世が嵐の海で助かったことを聖母に感謝するため、1131年に建設が開始されたアラブ・ノルマン様式の大聖堂で、この建築様式の代表作の一つ。

考えていることはみんな同じで…大勢の人が教会とは見まごうべき姿で涼んでいた。

ある人は、団扇で風を起こし、ある人はペットボトルの水をラッパ呑み。正真正銘のクリスチャンであろう方々の見事な脱力っぷりだった。

そして、また教会へ出るとたちまち体が暑さに屈しようとする。もう限界。私にはCefaluを楽しむ余裕ない。

「ごめん、涼しい場所に入りたい」

そして…おしゃれで空調が微かに効いたバールに入ってティラミスを食べた。

美味しすぎてぶっ飛ぶ!この笑顔…嘘偽りのない美味しさの時の顔だ!不細工でもいい。美味しい顔を見るのは幸せだ。(それが自分の顔でも…笑)

そして良太が「華菜ちゃん、帰ろうか^^暑過ぎるよね」と言ってくれた。同感だ!!!

私たちは、「Cefalu」に暑さを感じに行ったのだろうか?

それでも旅とは面白いもので、今でも2人で「気が狂うほど暑かったよね!」と話すことができる。(この年、ヨーロッパの各都市では多くの高齢者がこの熱波で亡くなった)

帰りはゆっくりと…長閑な風景を見ながら帰った。

2人で「また気候のいい時に来よう」と言いながら

続く

セレナ

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また、春・サクラブレスですがブログアップ前ですが残り二つとなりました。明日はブレスレットを全部持って、私たちが一番好きな南禅寺へ行こうと思っています^^

神社よりお寺派の私たちです^^

2022年2月20日
から serena8@
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五感を解放するために…(加筆あり)

牡牛座の私としては、「五感」と聞くだけで、「私の事、呼びました?」という気持ちになります(笑)

私にとって、美しいこと、心地よいこと、美味しいこと、その結果までのプロセスまでもが丁寧であることを大事にして生きているつもりです。

そんなわけで、今週は火曜日と水曜日に「京都」へ…

私とパートナーの大好きなホテルへ一泊して、大好きな北京ダックを食べて、そして折角大好きなホテルなのですから、ホテルでのんびりとしようと思っています。

2022・2・22なんですよ^^すごいですよね!

そんな素敵な日なので、折角だから制作しているブレスレットを京都に持っていこうかと思っています。こんな2ばかり重なる日って…ないですよね^^;

どこの神社に行くかとか、本当に行き当たりばったりで…ただ、京都ですからきっと導かれるままに素敵な神社仏閣に出会えると思います。

今朝、取り憑かれたようにブレスレットを5本作り、集中力が切れました…(笑)

後3本くらいは作る予定です。

少しお見せしますね^^

あ、小さすぎますね(笑)
全部違うデザインです。自分で言うのもなんですが、どの子も可愛すぎて選べない。私なら…って言うのはありますが、でも実は私が気にいるものって人気薄なんです(笑)

この5本のうち3本はお嫁入りが決まっているので…やっぱり後3本は作ります。

(その後、ご注文やお問い合わせをいただいております。もしも、予約が増え売り切れになってしまった際はご了承ください。また、素敵な原石やブレスレットを頑張ってお手頃に提供していきますね!)

そんな中、Afternoon teaしよう!ってことで、またスコーンを焼きました。

今度は全粒粉かなり多めです。

ポルトガルのcosta novaのネイビーの食器が全粒粉のスコーンとよく合います^^

フライングでブレスを見せてしまいましたが、作ってみてわかったことは

「本当に気持ちが上がる!」と言うことです。

色もそうだし、石そのものが本当に素晴らしいんです。

なんだか最近元気がない人は「ピンク色」のエネルギーをもらうといいんですよ。もちろん恋愛運だけじゃなく「愛」と言うものを享受できるようになります。そして、愛を渡すことが、上手になるんですね。ピンク色、素晴らしい!!!

お洋服でピンク色ってハードル高くないですか?(私だけ?)

私は、ピンク色を着ることにすごく苦手意識があるのだけれど…ブレスレットなら大丈夫です^^

人間って、案外単純なもので…次男は大学生になって急にオシャレに目覚めたら、性格まで堂々としてきてしまって…そしたら彼女までできちゃうし…(笑)

ピンクって優しくなるよなぁ…愛情豊かになるよなぁ…なんて思うと簡単になれるんだよねって、次男を見ていて思うんです。

ちなみに、これが「私なら、これかな?」と思っているブレスなのですが…私はどうしてもブレスというのは「華やか」というよりも「気品」(ないものを求める?)のあるものを好んでしまいます^^

他にもいろいろなデザインのを作っていますから、楽しみにしていてね!

この春…五感を解放しましょう!!!

セレナ

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Thanks comment!

Sofia まゆみさんより

セレナさん、お久しぶりです!
石のブレスレットずっともう付けない生活
していたのですが、セレナさんのブレス
なんだかとても気になりました!
まだ在庫ありますか?

セレナよりSofia まゆみさんへ

わぁ^^ご無沙汰しております!そしてありがとうございます。

実は残り2つですが残っています^^先ほどLINEも送りましたー

2022年2月19日
から serena8@
0件のコメント

私小説 パスタとハグといい加減(11)

旅をすると相性がわかるというのはよく聞く話である。成田離婚という言葉があるように…旅行というのは、その人の良いところも悪いところも全部見えてしまうのだ。

そう考えると、良太はいつだって穏やかで、少々「華菜ちゃんに見せたいものがある!」というものが多いだけで、それだって見方を変えれば優しさだし…私は一緒に旅をするごとに「この人とはずっと一緒に年月を重ねられる気がする」と思った。実際この旅から4年経った今も横で微笑んでいる良太がいるのだから、私のあの日思った事は間違ってはいなかったのだろう。

サンフランチェスコダッシジ大聖堂 14世紀の貴重なロマネスク様式のファサードが残っている。バラ窓。内部には、ゴシック・キアラモンテ様式の一連の礼拝堂が

逆を言えば、条件も何もかもが完璧なのに、自分の中でどうしても「違和感」を覚える人がいる。そういう人はやっぱり長くは付き合えない。

私は教会が大好きだ。中学校からカトリック系の学校に通っていたこともあり、「ここではみんな素直になれる」そう信じていた。

そんな中、THE無宗教の良太は嬉々として全ての教会に入っていく。大きなカテドラルに入るのはわかるのだけれど、どんな教会でもすごく嬉しそうに入るのだ。

でも、彼はやっぱり見る視点は違っていて「これはゴシックだね」だとか「バロックだね」とかブツブツ言っている。

パレルモ大聖堂 上部に 4 つの鐘楼を備えた大聖堂。歴代の王家の墓がある。
1100 年代に創建。多様な建築様式が混在する

私が跪いて祈っていると、彼は嬉しそうに「本当は華菜ちゃんが正しいんだよ。教会とはそういう場所だから」と、私が熱心に祈ることを否定しないどころか全肯定だ。

恥ずかしがらずに、遠慮せずに祈ることができる。そして、彼は彼で独自の楽しみ方を持っている。

私たちは、同じ場所で違うことのできる2人なのだと思った。

人はみんな違う。私たちはバツ1同士だから、そんな事を嫌というほどわかっていた。

違うから、思いやりが必要。違うから、感謝が必要。違うから尊敬が必要。そんな2人が、パレルモの熱波の中を歩いているという人生の不思議。

絶望を味わったから、些細なことの喜びを感じられる。

イエズス・キリスト像が優しい顔に見えた。

夜になった。

なぜかパレルモ版食べログみたいなものを見出した良太。そこで人気の高いピザ屋さんに行った。

とても大きなレストランで、至る所で陽気なイタリア人が盛り上がっている。家族もいれば、若者たちもいる。

そこでピザやその他色々を頼んだ。なんだか雰囲気が「ファミリーレストラン的」でちょっと嫌な予感がしたけれど、その予感的中!

いや、美味しくないわけじゃないんだ、決して。

でも…もう2度と行かないだろうという、そんなお店だ(笑)大量に残したピザは持ち帰り、次の日の朝食にした。

良太は少し凹んで

「やっぱり、僕が選ぶお店より華菜ちゃんが選ぶお店の方が美味しい…」

そんな良太が可愛くて、そして何よりイタリアというのはその辺のマンマが作るお店が美味しいということがよくわかった。

高級店や有名店などに、行く必要などない。

そして次の日の朝、事件は起こった。冷蔵庫を開けると朝食がない!!!昨夜もらってきたピザがあって良かったと思いつつ、それでもパンや卵も欲しいからフロントに電話をしたが誰も出ない… 仕方がないので聞いていた携帯番号に電話をかける…

すると、フロントにいなくてはならないはずのルイージが陽気に電話に出た。すでに出かけている様子だ…やれやれ…

「掃除を頼まないからだよ!今から持っていくよ」

やや待って、ルイージではなく、仏頂面の奥さんが朝食セットを持ってきてくれた。総じてパレルモの女性は強そうだ。いや…きっと男性たちが、あまりに適当だからかもしれない。

愛すべきいい加減…

続く

セレナ

※ブレスレットのご予約やお問い合わせなどが増えてきています。

私も作り始めると、物凄い集中力で一気に作るので少しだけ待っていただけたらと思います^^

ですが、もしこのままご予約が増えると、お披露目する前にSOLD OUTとさせていただくこともあります。通常、売られている価格の恐らく半値以下では提供できると思います。

石自体が華やかなので、ロンデルなどは一切使わず、石そのものを楽しみたいと思っています。

モルガナイト・インカローズ・エメラルドを入れることができることは、作り手としても悲鳴が出ちゃうほど嬉しいです^^

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