誰もが愛と豊かさを手にするシンプルな方法 our process of love and abundance

旅人占い師(カウンセラー)セレナのofficial blog

2022年3月24日
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私小説 春節・赤いとき 寒さを超えるアジア情熱の国⑵

とにかく2月の上海は寒かった。 私は今振り返って、改めて思うのだけれど「灼熱地獄」の旅や「極寒地獄」の旅や…私たちの旅はいつも刺激的だ。わかって行っているけれど。想像をはるかに超えることが起こったりする。だから面白いのだ … 続きを読む

2022年3月21日
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私小説 春節・赤い時 寒さを超えるアジア情熱の国⑴

「なんで赤い色ばかりなの????」華菜は叫んだ! 空港から一歩出ると、駅構内の柱は金ぴかで、そこかしこに赤いリボン…至る所に赤い装飾がされている。 「え?この国は赤い国???」と言っていると、良太が笑いながら 「もうすぐ … 続きを読む

2022年3月12日
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私小説 パスタとハグといい加減(20)

離陸して11時間…(体感4時間) 久しぶりに日本に降り立った。 まず、トイレに行って思う。なんて清潔なんだ!便座がある!暖かい!(イタリアはなぜか、便座がない所が多かった。中腰で用を済ませる通称エアー便座…笑) そして… … 続きを読む

2022年3月10日
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私小説 パスタとハグといい加減(19)

空港に行くのにテルミニ駅へ向かった。ここから切符を券売機で購入して、電車で空港まで行くのだ。 ポストのような券売機だったような気がするが、良太は手慣れたものでお財布を出して購入しようとしていた。そして、そのまさにその時だ … 続きを読む

2022年3月8日
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私小説 パスタとハグといい加減(18)

ローマ3日目の早朝…朝の弱いパートナーが珍しく笑顔で起きている。確か5時くらいだった。ホテルの外に出たら、今までのイタリアとは思えないほど涼しく、そして人はほとんど歩いていなかった。 街はまだ目覚めていない。そんな静けさ … 続きを読む

2022年3月6日
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私小説 パスタとハグといい加減(17)

旧市街を歩いてナヴォーナ広場へ行った。 ヨーロッパは街中に、みんなが憩える広場が多く、ここもまた壮大な広さで…そして広いのに少しもわざとらしさや嫌味もなくそこにあった。 真ん中に大きな噴水があり、そしてそこを囲むようにカ … 続きを読む

2022年3月4日
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私小説 パスタとハグといい加減(16)

久しぶりにバスタブに浸かった次の日の朝…心から気持ちよく目覚めた。 ローマはアパルトマンではなく、ホテル滞在なので、朝食を食べに行った。 ここのホテルは、全てにおいて「うーん、今までで一番感動のないホテルだなぁ」という印 … 続きを読む

2022年3月1日
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私小説 パスタとハグといい加減(15)

ローマに到着して、まず私が感じたのは「都会だ!」ということだった。今まで歩いていた、ボローニャやパレルモに比べ、人々の笑顔は少なく、そして気のせいか歩く速度も早い気がした。 体感的に…私はここはあまり好きじゃないな…そう … 続きを読む

2022年2月27日
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私小説 パスタとハグといい加減(14)

45歳になって、歩くのが嫌で本気で泣くことになるとは思いもしなかった… でも実際に私は、パレルモ最終日…大粒の涙をボロボロ流したのだ…「もうこれ以上、歩けない」と訴えながら…(笑) この日も出だしは順調だった。オペラ座の … 続きを読む

2022年2月25日
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私小説 パスタとハグといい加減(13)

Cefaluからパレルモに戻り…暑さがほんの少し和らいでいたような感じがしたのは気のせいだろうか? 私たちはまず、暑さが少し落ち着くまでアパルトマンでのんびりしようと思った。そして、アパルトマンに行くと珍しくオーナーのル … 続きを読む

2022年2月21日
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私小説 パスタとハグといい加減(12)

パレルモ3日目は少し遠出をしようと企んだ。 良太の人生で一番感銘を受けたという映画「ニューシネマパラダイス」の撮影場所になったとも言われている「Cefalu」という海岸沿いの街。もちろん映画の全てがここで撮影されたわけで … 続きを読む

2022年2月19日
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私小説 パスタとハグといい加減(11)

旅をすると相性がわかるというのはよく聞く話である。成田離婚という言葉があるように…旅行というのは、その人の良いところも悪いところも全部見えてしまうのだ。 そう考えると、良太はいつだって穏やかで、少々「華菜ちゃんに見せたい … 続きを読む

2022年2月16日
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私小説 パスタとハグといい加減⑩

灼熱の中…それでも街全体が陽気さを外側に出しているから、私たちは軽快に歩いていた。 突き出るバルコニー、そこに置かれた緑の植栽や様々な物たち。私にはこの街の街並みが、ボローニャと較べてリズミカルで陽気なものに思えた。 目 … 続きを読む

2022年2月14日
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私小説 パスタとハグといい加減⑨

目が覚めて…自分達が違う都市にいると気が付く。 そして、ここはあまりに広いアパルトマンだった。眠い目を擦りながらキッチンへ。日本では考えられないようなスケールの大きなキッチン。ふと、こんなキッチンだったらどれだけ料理が楽 … 続きを読む

2022年2月12日
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私小説 パスタとハグといい加減⑧

4年前の長期の旅を反芻していると、随分と勘違いしていることに気がつく。 私たちはボローニャに3泊はしているのだがその内の一泊は夜にボローニャに到着しているし、翌日はボローニャ市街を散策し、次の日はLuccaだし、そしてそ … 続きを読む

2022年2月9日
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私小説 パスタとハグといい加減⑦

名残惜しかったけれど…Luccaの街に別れを告げ、鈍行電車に乗った。 のんびりとしたローカル電車。途中で急行に乗り換えるという良太の計画だったし、何度も言うように急ぐことなど何もないのだ。日本では、なぜか少し心が急いでし … 続きを読む

2022年2月7日
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私小説 パスタとハグといい加減⑥

Luccaという城壁に囲まれた長閑な田舎町は…田舎町特有の暗さもなく…さすがイタリアと言うばかりにどの人の表情を見ても明るく朗らかで、そしてみんなの歩みがゆっくりだった。目と目があったら、にこやかな笑顔で「Ciao!」と … 続きを読む

2022年2月5日
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私小説 パスタとハグといい加減⑤

ランチで撃沈した私たちだけれど…街の美しさはそんなものを遥かに超えるものがあった。 当たり前のように、歩く先々にある大きな教会や小さな教会…自由な出入りの中で私は、教会の中に入るたびに、自分の何かが刺激されいつも泣きそう … 続きを読む

2022年2月3日
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私小説 パスタとハグといい加減④

ボローニャの街を、ただただのんびり歩いていた。 想像を絶する美しさ、ボローニャに行くまで私はヨーロッパはパリしか行ったことがなかったけれど、まず街の色が違う。人間の距離感が違う。言い方が少し悪いかもしれないけれど、ここは … 続きを読む

2022年2月1日
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私小説 パスタとハグといい加減③

時差ボケだったのか…やけに早く目覚めてしまった。 良太を起こさないように、カーテンをそっとめくって外を見る。 「あ…」 あまりの美しさに、良太を起こさずにはいられなかった。 「ねぇ、起きて!!!本当にすごいの!!!信じら … 続きを読む

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